クラフツマンシップをブランド理念の根幹に据えるルイ・ヴィトンは、ごく少数の職人のみが使用する稀少で複雑な技法“プリカジュールエナメル”を採用したハイウオッチ“ヴォヤジャー フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ プリカジュール”を発表した。
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ルイ・ヴィトンが復活を目指す技法“プリカジュールエナメル”とは、4-5世紀にビザンティンの職人らによって開発された極めて精緻な技法で、下地の支えなしに枠内にエナメル加工が施されたもの。本作はさまざまなプリカジュール技法の中から、西洋に古くから伝わる穴開け技法という最も難易度の高い手法が選択された。鮮やかなきらめきを放つプリカジュールエナメルのモダンな表現は、印象的な見た目のホワイトゴールド製文字盤にかつてない透明感と明るさをもたらしている。
その効果をさらに際立たせているのは、エナメル仕上げの表面のサイズと絶妙な配色だ。例えば、12時位置の中央ダイアルに見られる艶やかな3色のブルーのグラデーションは、ウルトラマリンやアズール、ブルーグレーの間で彩度と乳光度が異なり、豊かなニュアンスをもたらしている。
この魅惑的な芸術品は、四角い輪郭が円を取囲む“ヴォヤジャー”のケースの中で異彩を放つ。この卓越したデザインに組み合わされているのが、ジュネーブ・シールの認証を取得した手巻きムーヴメント“Cal.LV104”。80時間のパワーリザーブを誇るこのユニークなスケルトンムーヴメントは、最も小さい歯車の歯にいたるまですべて手作業で仕上げられており、使用された合計168個の部品の組み立てには、120時間以上の作業を要したという。
大文字の“V”を象ったアイコニックな調速機のキャリッジは、1分間に1回転。Vモチーフの躍動感は、垂直に配置されたムーヴ7メントや文字盤のプリカジュールのモチーフとともに、このトゥールビヨンにユニークな個性を与えている。
また、本作の9時位置には“ジュネーブ・シール”の刻印が与えられており、時計製作に用いられるすべての部品の製造と仕上げが最高水準であることが証明されたウオッチといえる。
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詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイト https://www.louisvuitton.com まで
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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