2012年に設立された中国のウオッチブランド“CIGA Design(シガ デザイン)”は、日本市場への参入を発表した。同社は深センで行なわれた時計見本市の審査員を5年連続で務めたデザイナー“Zhang Jianming”が、機械式時計のオリジナルブランドを作ろうと決意して誕生した。デザインとは“既成概念にとらわれず、知覚と理性の融合である”という理念のもと、手の届く手頃な価格で、独創的デザインの時計を生み出している。
グローバルな時計製造のアプローチをリードするために、国際的なデザイナーチームを束ねる同社は、過去10年間で17の国際デザイン賞を受賞。なかでも、青い惑星“地球”をインスパイアしたデザインのシリーズU“ブルー プラネット”は、2021年度のGPHGにおいて、なみいるスイス高級時計ブランドを抑えて“チャレンジ・ウォッチ・プライズ”を受賞。2022年には、ジュネーブにある“Museum of Art and History”に初めて収蔵された時計となり、シガ デザインを代表するモデルのひとつとなっている。
ブルー プラネットのムーヴメントは“日時計”にインスパイアされたもので、文字盤は繊細で美しい彫刻により、実際の比率で地球の陸と海を再現している。静的なアワープレートと動的なミニッツプレートの独自の組み合わせによって地球の自転のシミュレートを可能としており、一つのポインターで時針と分針の両方を表示する革新的な時刻表示が採用されている。
ケースは、視覚と触覚の両方で楽しめる丸みを帯びた一体型の構造を採用し、耐摩耗性に優れたカーブフォルムのサファイアガラスをマッチングしている。ケース素材はステンレススチールとチタンの2種類が用意されており、ステンレススチール製は19万8000円、チタン製の価格は23万1000円で、日本での発売は3月が予定されている。
【“CIGA Design(シガ デザイン)”の時計をもっと見る】
シガ デザインもうひとつの代表作であるシリーズX“Gorilla”は、動物の強靭な筋力と知恵を現代的な視点で解釈し、メカニカルアートで表現したタイムピースだ。
同社が独自に設計および開発したというムーヴメントは、物理学的に最も安定した構造である四つの三角形からなるX型クロスビーム構造を採用。他のスケルトンムーヴメントとは異なるユニークなデザインは、サファイアクリスタルの風防を通して眺めることが可能だ。また、SUV車のサスペンション システムからインスピレーションを得て設計したという耐衝撃構造は、4カ所のコーナーに独立したスプリングサスペンションシステム装備。ムーヴメントを保護する高い耐衝撃性能を備えている。
四角いケースの素材は複数のマテリアルが準備されており、好みや予算にあわせて選択可能。こちらも日本での発売予定は3月で、価格は素材によって異なり、7万4800円~9万9000円となっている。
【問い合わせ先】
ユーロパッション
TEL:03-5295-0411
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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