インダイアルは、ギョーシェ仕上げを施した文字盤よりも1段下げ、中心に同心円の装飾を施すことで視認性を高めつつ、同時に奥行き感を演出。時分針と同じく青焼きで仕上げた針も手の込んだ造形に仕上げられているのが素晴らしい。また、文字盤外周部分に施された独特の研磨処理も印象的だ。
躍動感のある波型のギョーシェ装飾を施した文字盤もこのモデルの見所のひとつ。光を受けることでサンレイのような放射状の陰影が生まれ、文字盤に独特の表情を生み出している。ブルースチールの針、12時位置に赤く印字された“automatic”の印字も文字盤にほどよいアクセントを加えている。
リシュビル クロノグラフ
レマニア製の手巻きムーヴメントを搭載したリシュビル クロノグラフ。サイズも自動巻き仕様よりやや小振りなのに加え、スタンダードなローマインデックス、ブレゲ針など、よりクラシックなデザインに仕上げられているのがわかる。
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