ダブルフェイスクロノグラフ
1994年に発表されたダブルフェイスクロノグラフ。表面に30分積算形を備えた2レジスタークロノグラフ、裏面にパルスメーター、テレメーター、タキメーターを備える。ムーヴメントはレマニア社製のCal.1872を独自にチューンップした機械を搭載。
マスターバンカー
ひとつのムーヴメントで異なる3カ所の時刻を表示し、しかもリューズひとつで操作可能なフランクの名作。一般的にはトノーケースのイメージが定着しているが初期にはラウンドケースで発売され、後にトノーケースが採用されるようになる。
焼き入れを行うことで青い酸化被膜を作ったブルースチール仕上げの針、インデックスが存在感を主張。視認性を高めるために手作業で先端を文字盤に向けて湾曲させた分針とクロノグラフ針、文字盤に空けた穴に足を通して固定した立体的な植字インデックスなど、丁寧な作りこみが素晴らしい。
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