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【昭和&平成の隠れた名作:Vol.6】1990年代に一世を風靡した“パシャ”のグリッド仕様


原点となった防水時計のコンセプトを継承する、個性的な意匠のネジ込み式のリューズプロテクター。金無垢けースと相性の良いサファイアのカボション、ケースとプロテクターを固定するミニチェーンなど、道具としての機能を考慮しつつ、装飾性を高めた意匠に名門ジュエラーならではの美意識が光る。


風防を傷や破損から守るグリッド。実際には金無垢のグリッドよりも、サファイアクリスタル風防のほうが堅牢なため、あくまでも美観を高める装飾として設置されている。ユーザーの間では後期のドーム型グリッドの人気が高いようだが、フラットグリッドのクラシックな雰囲気も魅力的だ。


裏ブタはケースと同じく18金のイエローゴールド製。イエローゴールド製のネジで固定されており、無骨さと優美さを兼ね備えた作りが魅力的だ。“AUTMATIC WATER RESISTANT330ft/100m SWISS MADE 18K”の文字とともに金の純度や製造元を示すホールマークが刻印されている。


放射状と同心円状、二つのギョーシェを組み合わせたクラシックな文字盤に、ブルースチールの剣型針とイエローゴールドのフレームを備えたドットインデックスを配置。インデックス、針のベージュに焼けたトリチウム夜光の風合いが、イエローゴールドと美しいコンビネーションを生み出している。

 

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