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【昭和&平成の隠れた名作:Vol.5】ウブロのビッグバンに影響を与えた“エレガントクロノグラフ”


ブレゲのアエロナバルにも似た、パイロットウオッチを思わせる意匠を採用。わずかに表面を荒したマットブラックの文字盤にアラビアインデックスと、鋭角な先端を備えたリーフ針を配置。インダイアルは文字盤より一段低く成形されており、細かい同心円の装飾を施して視認性を高めている。


エッジを立たせた現行のウブロとは異なり、曲線を取り入れて優美な雰囲気を際立たせた造形を採用。ベゼル、舷窓からインスパイアされた“耳”のパーツ、ミドルケースはそれぞれ別体で成形されているが、ケースとして組み上げた際に、隙間なくリンクしているのが素晴らしい。加工精度の高さが実感できる。


ケースサイズは40mmで厚さは約13mm。当時の自動巻きクロノグラフとしては平均的なサイズだが、スチール製のプレートで薄型の天然ラバーベルトを固定する設計により、同サイズのクロノグラフと比べても、別格といえる快適な装着感を実現。高級感を醸す、立体的なケースフォルムも魅力的だ。

■Ref.1850.F40.1。SS(41.5mm径)。450m防水。自動巻き。参考商品

スーパー プロフェッショナル スポーツ
エレガントクロノグラフと同じくMDM時代に製作された本格ダイバーズウオッチ。独自のベゼルロック機構“ターンロックベゼルシステム”を備えた450m防水の本格ダイバーズウオッチ。ベゼルとミドルケースに挟まれた“耳”のパーツを左回すとロックが解除、元の位置に戻すとベゼルがロックされる。

 

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