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※候補作品/製作者(右側)
ペテルマン・ベダ
ガエル・ペテルマン & フロリアン・ベダ、2017年より独立系時計メーカー。懐中時計にインスパイアされた“クロノグラフィ・ラットラパンテ”は、伝統的な時計製造と現代的な時計製造の架け橋となるモデルだ。“リファレンス2941”は、プラチナ製のモノプッシャー式スプリットセコンドクロノグラフで、ジャンピング・ミニッツ・カウンターと、ムーヴメントの構造を鑑賞できるオープンケースバックが特徴。今回の賞への参加を決めた理由について2人は、「この賞は、独立系時計メーカーが自らを凌駕し、独自のサヴォアフェール(匠の技)を披露する機会を与えてくれます」と述べている。
シモン・ブレット
シモン・ブレット、2022年より独立系時計メーカー。“クロノメトル・アルチザン”は、ハイウオッチメイキングとしての仕上げと自社製キャリバー、手巻きメカニカルムーヴメント、卓越したバランスホイール、文字盤からパーツを見ることができる美しいギアトレインなどの複雑機構を融合させた、ネオ・クラシカルなウォッチメイキングを象徴する逸品だ。シモンは、時計職人としての今回の挑戦を振り返り、「私が最も誇りに感じることは、フランスとスイスの優れた職人たちの仕事をまとめ、調整することができたという点です」と述べている。
ジョン-ミカエル・フロー
ジョン-ミカエル・フロー、2018年より独立系時計メーカー。シルバーとゴールドが美しい“ラベイユ・メカニーク(機械式ミツバチ)”は、手巻き式のAB-01ムーヴメント、専用キー、カルーセルムーヴメント、そして“スティンガー”と呼ばれる詩的なアワーインジケーターを備えた唯一無二の造形機構。同賞への応募を決めた理由についてフローは、「独立系時計メーカーの世界を高く評価し、私たち時計職人に大きな信頼を寄せてくれていると感じることができるという点で、この取組みにとても魅力を感じました」と述べている。
アンドレアス・ストレラー
アンドレアス・ストレラー & エンリコ・サントーニ、1995年より独立系時計メーカー。卓上時計というより“タイムオブジェ”と言える“ティシュカレンダー・シンパティック”は、ラピスラズリをあしらった金メッキ仕上げの真鍮製の機械式永久デスクカレンダーだ。ダマスカススチールのケース素材には、サファイアクリスタルを合わせた“マスター・タイムキーパー”懐中時計が取付けられている。2人は、「インスピレーションの源は現在と過去。機械的なソリューションによって、新たなニーズを生み出すことができるのです」と述べている。
パジェス
ラウル・パジェス、2012年より独立系時計メーカー。“RP1 - レギュレーター・ア・デタント”は、ステンレススチール製の手巻き式リストウオッチだ。時計職人自身が設計し、手作業で製造した超希少な回転式デテント脱進機を備えた自社製キャリバーを搭載したユニークな構造となっている。傑作時計の修復で培った経験を通して独立を決意した職人は、「独立系ウォッチメーカーは、創造性の先鋒であり、クラフツマンシップの擁護者でなければなりません」と述べている。
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