ロレックスが開発し、2005年に登場した“エバーローズゴールド”。配合の際に、銅とプラチナを加えることで、経年による退色を防ぐ効果を与えたもので従来のピンクゴールドの高級版とも言えよう。また色味も、従来に比べて赤みが抑えられているのも特徴的だ。
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ゴールドは純度100%だと柔らかく傷がつきやすい。そのため高級腕時計の外装素材に使用されているゴールドには、銀や銅、パラジウムなど、ほかの金属を混ぜて硬度を高めた“18金”が一般的に使われている。たとえばホワイトゴールドにはパラジウムや銀を、イエローゴールドには金や銀、銅を、そしてピンクゴールドには金や銅が加えられている。
ただ一般的なステンレススチールとは違い、ゴールドに混ぜられているほかの素材が原因で変色を起こしたり、サビが発生したりする。なかでも日本人に比較的好まれるピンクゴールドのピンクは、銅の割合を高くして作り出しているため、カラーゴールドの中でも特に変色しやすい素材といわれているようだ。
そんなピンクゴールドの美しさ・メリットはそのままに、デメリットの低耐久性を強めたロレックスのエバーローズゴールド。素材に着目してみると、まだまだ面白い発見がありそうだ。
【参考文献】
・一般社団法人日本ジュエリー協会公式サイト>ジュエリーの基礎知識>貴金属について
・ロレックス公式サイト>時計を探す>ロレックス ゴールドウォッチ
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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