先日から話題になった大谷翔平選手や、新作ドラマ「黄金の刻(とき)」で注目される俳優・西島秀俊氏。彼らの評判をより高めている、あるアイテムの共通点をご存じだろうか。
それはなんと、両者が着用・愛用しているアイテムが“グランドセイコー”だということ。腕時計メディアとしては、これ以上ない嬉しいニュースである。
ちなみに、大谷選手のぴしっと決まったスーツ姿もファンにとってはたまらない姿だったにちがいない。彼が着用していたのは、アンバサダーを務める「BOSS」のオーダーメイドスーツ。ドジャースに合わせて青色の強いネイビーだった。
話を戻して、グランドセイコーがなぜより評判を上げているのかといえば、大きな理由は“ギラギラしていない”というところ。芸能人や大谷選手のようなビッグスターはたびたび、高価な腕時計で話題になる。しかし、彼らの腕時計は超高級品というわけでなく、見た目がきらびやかすぎることもない。
実は腕時計において、あまりに高級品だったり、きらびやかな見た目は必ずしもプラスにはならない。彼らのように、少し控えめなデザインの方が、男性・女性問わず“ウケがいい”のだ。
そこで今回は、グランドセイコーだけでなく、とにかく“ウケがいい”デザインの腕時計を紹介したい。
■ザ・シンプル!なスイス時計
スイスの老舗ブランド“ロンジン”から展開されている“フラッグシップ ヘリテージ”は、シンプルな見た目がエレガンスさとクラシックさを演出するモデル。ブラウンとグレーの2色がラインアップしている。シンプルな文字盤の6時位置にムーンフェイズ(月齢表示)とポインターデイト(日付け表示)を加えた少し遊び心のあるデザインがポイントだ。
■シンプルでもファッションのアクセントに
シンプルがいいとは言っても、やはり目立つものを着けたいという方は、カラーにこだわるのもおすすめ。デザイン自体はシンプルで、文字盤やベルトのカラーにこだわってみてはいかがだろうか。文字盤が濃いカラーになっていると、ファッションのアクセントにもなるため、シンプルな服装でもセンスアップして見えるというメリットも。
紹介したのはグランドセイコーの“44GS”。大谷選手や西島氏が着用しているグランドセイコーには、やはりシンプルなデザインが多いので、ぜひともチェックしてみてほしい。
■シンプル、でも個性的がいいなら
シンプルなデザインは使いやすい一方で、ありきたりすぎて嫌、平凡に見えてしまいそう、と敬遠する人も多い。そこでチェックしてほしいのが、丸型ではなくスクエア型。レイモンド・ウェイルの新作“フリーランサー 2790”は、パッと見はシンプルだが、スクエア型と細かなデザインにこだわりが見える。文字盤の6時位置をカットしてムーヴメントの動きを大胆にクローズアップしているのも面白い。
■好感度アップにはシンプル一択
シンプルなデザインは平凡で野暮ったい印象になりそうで、腕時計好きには敬遠されがちでもある。しかし、今回の大谷選手や西島氏への評価からも分かるように、シンプルだからこそ、着こなせていれば好感度は抜群なのだ。
結局、シンプルな腕時計が似合っているかどうかがすべてでもあるが、好感度をアップさせるにはひとまずシンプルさがポイントということだ。クリスマスデートにギラギラ腕時計を着用しようとしている男性がいれば、今すぐ時計屋に走ってシンプルなものを買い直してくることをおすすめする。
文◎トレンドライター ゆい