腕時計において、文字盤とともに手首を彩るブレスレットやクラスプ（バックルとも呼ばれる）。装着感に多大な影響を及ぼすこれらの選択は、時計好きはもちろん、初心者もぜひ知っておくべきであろう。複雑な機能よりも堅牢性と耐久性を常に優先し、長く使うことを前提に開発されているロレックス。ブレスレットにもその思いが反映されており、人間工学に基づいて設計、デザインされているため快適な装着感を実現している。
ブレスレットの種類は大きく分けて“オイスターブレス”、“ジュビリーブレス”、“プレジデントブレス”の三つ。
左からオイスターブレス、ジュビリーブレス、プレジデントブレス。それぞれ印象がまったく異なる
一つ目は、スポーツ系モデルに多く使われている“オイスターブレス（画像左）”。三つのコマからなる、最もベーシックなタイプだ。なかでもすべてサテン仕上げされたものと中央のコマだけにポリッシュ（鏡面）仕上げが施されたものがある。二つ目の“ジュビリーブレス（画像中央）”は、主にドレス系に採用。大小異なるカマボコ型のコマ五つを組み合わせており、ほかと比べてコマ数が多いぶんフィット感に優れるのが特長だ。三つ目は、カマボコ型の大振りなコマを用いた3連ブレス仕様の“プレジデントブレス（画像右）”。主にデイデイトで採用されるため、素材は18金ゴールドやプラチナのみで展開されている。
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同様に、クラスプ（バックル）も3種類の展開。“オイスタークラスプ”と“オイスターロック”、“クラウンクラスプ”だ。
左からオイスタークラスプ、オイスターロック、クラウンクラスプ。厚みを増して耐久性を高めている
オイスタークラスプは、クラスプの先端部分を押し上げて開閉する。2重ロック式でより安全性を高めているのがオイスターロック。クラスプが無くシームレスに見える構造のクラウンクラスプは、ジュビリーブレスおよびプレジデントブレス用となっている。
ブレスレットもクラスプも3種類ずつ。これらの組み合わせにより、美しいデザインと快適な装着感を実現しているのだ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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