ロジェ・デュブイは、アーサー王伝説の“円卓の騎士”をモチーフに、進化したメゾンの世界観をあますことなく表現した“ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル”の最新作を発表した。
2013年に第1作をリリースされた“ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル”は、メゾンが擁する様々な卓越技術を表現力豊かな作品へと昇華させてきたタイムピース。今作の舞台として選ばれたのは、紙一重で戦闘が勃発するかのような凍てつく瞬間で、マイクロスカルプチャー技巧を駆使した個性豊かな12人の騎士たちがエネルギーを充填している様子を、一人ひとり異なる姿勢で仔細に渡り表現されている。
高さ6mmの騎士たちの風貌は、精巧かつ緻密な職人技をもってこそ実現。初期図面の段階からそれぞれの騎士をレジン製模型で作成し、3Dスキャンの後、18Kピンクゴールドで型取りと鋳造されたという。
騎士たちの足元で亀裂する氷結の地が表現された文字盤は、斬新な構成の3Dパズルに各氷塊を1片ずつ繋ぎ合わせて作られたもの。それを包み込む透き通るようなアイスブルーのガラスリングと外縁フランジは、伝統的なムラーノガラス製法に従って製造された。
伝説を捉えたタイムピースのケースに起用されたのは、何世紀もの伝統をもつ鍛冶職人の技巧にオマージュを示したダマスカスチタンで、チタンが与えるラグジュアリーで現代的な趣きを、ダマスカスの独創的な模様がさらに際立てている。さらに、ポリッシュ仕上げを施したチタン製ベゼルで縁取られたことにより、独特の模様とマット仕上げが魅惑的なコントラストを生み出した。
ケースバックには、中世の教会や城のステンドグラスの窓を彷彿させるブルーのローターが出現し、鼓動を打つように回転して魅惑的な動きを展開。標準的よりも軽量で小さいローターは、メゾンが他を凌ぐ水準にまで発展させた特殊な小型化技術によるものだ。
ムーヴメントは、メゾンの完全統合マニュファクチュールから生まれた自動巻きモノバランシエ “RD821”キャリバーを搭載。172の部品から構成されるこのキャリバーは、今日の時計製造業界において最高権威をもつジュネーブシールの基準に従い、最高水準の卓越性を保証している。
なお、本作はを手にすることができるのは、円卓に招かれた初代騎士団と同様に“選ばれた28人”のみ。ブティック限定で販売され、価格は要望により提示される。
【問い合わせ先】
ロジェ・デュブイ 銀座ブティック
TEL.03-5537-5317
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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