新作映画『首』の公開が23日(木)に控える北野武(ビートたけし)監督が15日(水)、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を行った。
会場を沸かせた質疑応答の時間では、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題について言及。何かと話題となった同記者会見だが、今回は北野監督が着用した腕時計についても注目してみたい。
力強い印象のこの腕時計の正体は、1986年にアメリカ・ニューヨークで設立されたジェイコブの“ブガッティシロン トゥールビヨン ホワイトゴールド”。限定数72本(シリアルナンバー入り)で価格は驚きの6270万円という、超高級時計だ。
ブガッティシロン トゥールビヨン ホワイトゴールド
ブガッティ シロンに敬意を表してデザインされたモデルで、最大の特徴は、実際のエンジンを模した“エンジン・アニメーション”と呼ばれる機構。右側のプッシャーを押すと、エンジンが動き出す。クランクシャフトが回転し、16個のピストンが上下する様子は、まさに本物のエンジンを思わせる。エンジンブロックの側面にある二つの“ターボチャージャー(実際のシロンのエンジンは四つ)”は、エンジンに合わせて回転し、視覚的なインパクトをプラスしている。
また、ジェイコブ&コーが初めて採用した傾斜30度のトゥールビヨンを搭載しているのも注目のポイント。この傾斜により、素晴らしい複雑機構がより見やすくなっているのも特徴といえる。なお、ケースはホワイトゴールド製となる。
今後も著名人が会見やイベントで身に着ける腕時計を紹介していく。
文◎トレンドライター ゆい