1904年の創業以来スイス製機械式時計を作り続ける“ORIS(オリス)”は、独立時計メーカーとして、独自の流儀を貫いている。最新の精密テクノロジーによるデザインを取り入れて製作された最新作“プロパイロットX キャリバー400レーザー”は、まさにそんなオリスの独自性を具現化したモデルと言えるだろう。
ベースモデルとして採用されたのは、2021年に自社で開発・製造したキャリバー400を搭載したオリスの新たなフラッグシップコレクション、“プロパイロットX キャリバー400”だ。 “プロパイロットX キャリバー400”は、ディズニーマペットのカーミットとコラボレートした “プロパイロットX カーミット エディション”でも話題を集めているが、最新作は世界最高レベルの技術研究機関であるチューリヒ工科大学とオリスが共同開発した文字盤が最大の特徴となっている。
プロパイロットX キャリバー400レーザー
【最新モデル“プロパイロットX キャリバー400レーザー”の詳細をチェック】
時計業界で初めての革新的なレーザー彫刻加工による閃光を放つ最新モデル“プロパイロットX キャリバー400レーザー”。チタンに特殊な加工を施した、色素を一切使わず光の反射だけで玉虫のように虹色に輝く文字盤は、世界最高レベルの技術研究機関であるチューリヒ工科大学が開発した新しいレーザー技術によるバイオミミクリー(生物模倣)の一種。たとえば光の反射で複雑な美しい色彩を放つ蝶の羽の表面を模倣して再現したものだ。
この不思議な文字盤は生体模倣の原理、特に自然界における光学干渉から着想を得たもので、赤い光を消してブルーとグリーンの波長の光を反射する仕組みだ。驚くべきことに、文字盤に色素は全く加えていない。表面加工によって光を構成要素に分解して、見る角度によって色が変わるレインボー効果を実現している。
また、文字盤の加工は全てレーザー技術によるものだ。ロゴ、インデックス、その他の文字は別のレーザー加工技術を使った立体効果により、従来の植字加工のように見える。(ルーペで見ると壮観だ。)このレーザー技術は、ETHチューリヒ大学傘下の研究所とのパートナーシップによって開発された、時計業界初のもの。リチャード(アイピー)・シグリストが指揮するオリスの技術部門の指導のもと、チタンの文字盤加工に採用された。最新鋭のテクノロジーでつくった美しい時計は、科学の美を体現するものだ。
中身はオリスのキャリバー400、5日間パワーリザーブの自動巻き。クロノメーターを超える精度と、高度な耐磁性、10年間メンテナンス不要、10年保証の革新的なムーヴメントだ。今回このシリーズで初めてデイト表示を無くしている。
虹を取り込んだような美しい文字盤が目を引くオリスの最新モデル“プロパイロットX キャリバー400レーザー”の価格は、81万4000円となっている。
【問い合わせ先】
オリスジャパン
TEL.03-6260-6876
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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