スイス・ジュネーブに本拠を置く独立系時計ブランド“ RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)”は、アメリカを代表するアーティスト“ジャン=ミシェル・バスキア(1960年12月22日-1988年8月12日)”のアートワークを施したタイムピース“フリーランサー”を発表。11月10日より販売を開始した。
創業より一族経営を続け“ミュージック&アート”への深い造詣を色濃く反映させた時計づくりを行う“レイモンド・ウェイル”が、アイコニックな現代的アーティスト“ジャン=ミシェル・バスキア”のアートワークをデザインに昇華。アートと時計製造の領域をシームレスに融合させ生まれたのが本作“フリーランサー バスキア スペシャルエディション”だ。
文字盤は、ブラックを基調としつつ、差し色にレッド・ブルー・イエローの原色を用いたカラーリングで、中央にはバスキアが 1984年に描いた、バスキアのシンボルマークである王冠を被った恐竜“Pez Dispenser”をデザイン。12時位置の王冠マークにはイエロースーパールミノバ、ニッケルメッキのアプライドインデックス と時針、分針にはホワイトスーパールミノバが施され暗所での視認性も確保されている。
また、9時位置のスモールセコンドには、人生の複雑さを暗示する螺旋模様、3時位置の30分積算計には、バスキア作品の中心テーマである“生” “死” “人間”の文字が描かれた。
ケースは、軽量かつマットな色味が特徴のチタン製で、ねじ込み式リューズにバスキアの王冠マーク、2時位置のプッシュボタンにドルマークと4時位置に著作権マークをデザイン。セラミックリングをインサートしたベゼルにはタキメーター、インナーベゼルには心拍数を測定できるパルスメーターが搭載されている。
ケースとの統一感をもたせるためにチタンカラーのPVDコーティングを施したステンレススチール製の裏ブタの中心には、バスキアのシグネチャーが描かれ、ローターはレイモンド・ウェイルのイニシャルを象ったW字型に設計。ブルーのガスケットがアクセントとなり、バスキアとレイモンド・ウェイルの調和を引き立てている。
さらに、バスキアが初期のキャリアで使用した下地にちなんだブラックのアクリル素材製スペシャルボックスが付属。ボックスの側面に王冠マーク、内側には特注のロゴプレートと“Pez Dispenser”があしらわれており、タイムピースをアーティスティックに展示することができる。価格は93万5000円。
【問い合わせ先】
ジーエムインターナショナル
Tel.03-5828-9080
ジャン=ミシェル・バスキアについて
20世紀で最も重要なアーティストの一人だと評価されているジャン=ミシェル・バスキアは、1970年代後半から80年代にかけて活躍し、88年に27歳の若さでこの世を去った。バスキアの作品は、単語、文字、数字、ピクトグラム、ロゴ、地図記号、ダイアグラムなど、様々な表現方法が組み合わさってできている。エッジの効いた大胆な色彩と構図を通して、外vs内、支配vs自発、危険vs知恵、富vs貧困、都会的vs原始主義など、一見矛盾する要素を絶妙に調和させ、作品を通して、若く国際的な都市文化の価値観と願望を体現しようとした。
文◎Watch LIFE NEWS編集部
【そのほかのニュースもチェック!】
■【丸形の時計に飽きてませんか?】クッションケースが魅力的、レイモンド・ウェイルの新モデルに注目