自社内で高精度部品およびムーヴメントを製造できる技術力を備えたマニュファクチュールブランドである“ユリス・ナルダン”は、軸となる四つのコレクションのなかから、“マリーン”と“ダイバー”の新作を発表した。
今回発表された新作は、これまでに設計された海洋計器の中で最も多くの受賞歴を持ち、高い信頼性を誇るユリス・ナルダンのマリンクロノメーターから着想を得た“マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン”と、眩い輝きを放つダイバーズウオッチ“ダイバー スターリーナイト”の2モデルだ。いずれも、文字盤の素材に“アベンチュリン”が採用されている。
“アベンチュリン”は、13世紀に有名なガラス工房の集まるヴェネチアのムラーノ島で、ある職人が溶けたガラスの鍋の中にうっかり銅の粉を落とした“偶然”から誕生したと伝えられており、その名称もイタリア語で“偶然”を意味する“アヴェンチュリーナ”からとられたというガラス素材。扱うためにかなりの専門知識が必要とされる素材をさらに厳選し、文字盤の製作に使用している。
42mmのステンレススチール製ケースに収められた“マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン”は、夜空を思わせる煌めきを放つブルーアベンチュリン文字盤の6時位置にスモールセコンドが配され、同じく6時位置にあるムーンフェイズディスクが、月が星空に姿を見せるたびにエレガンスを演出する。60時間のパワーリザーブを備える自社製の自動巻きムーヴメント“UN-119”が搭載され、る12時位置のインジケーターでパワーリザーブの残量が表示されている。フォールディングクラスプの付いたブルーのアリゲーターベルトがあしらわれており、価格は190万3000円。限定300本のみの販売となっている。
もう一つの新作、“ダイバー スターリーナイト”は、虹色に輝くマザーオブパールとブルーアベンチュリンガラスの2枚のプレートを重ね合わせた文字盤で、天の川の色彩をイメージ。ベゼルを囲む0.8カラットのダイヤモンドと、11個のインデックスに散りばめられた0.12カラットのダイヤモンドが、さらなる輝きを添えている。さらに、ダイバーの名の通り300mの防水仕様も備える。ベルトはブルーのストラクチャードラバーかホワイトアリゲーターから選択でき、どちらを選んでも価格は204万6000円だ。
【問い合わせ先】
ソーウインド ジャパン(ユリス・ナルダン)
TEL:03-5211-1791
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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