サブマリーナーに採用されたのは、デイト表示が初めて設けられた66年登場のサブマリーナーデイト、Ref.1680からと10年以上も後になってからのことだった。
ただ、防水性能が当時から非常に高かったシードゥエラーだけは水圧の関係もあって、初めて採用されたのは2017年と約50年もの間装備されてこなかったのである。
このサイクロップレンズだが、1970年代後半(デイトジャストは77年)を境に風防ガラスの素材が変わる。70年代後半までのプラスチック(プレキシガラス)製風防の場合は一体成形だったが、それ以降採用されたサファイアクリスタル風防の場合は、一体成形が難しいことからサイクロップレンズは別体で貼り付けとなっている。そのため外れることがあるのだ。
以前、サファイアクリスタル風防タイプを所有している読者の方から筆者に「エクスプローラー II にサイクロップレンズが付いていないものがあるのでしょうか」という問い合わせをいただいたことがある。
その読者の方に許可を取って、「サイクロップレンズが無い。こんな経験ありませんか」(関連記事参照)と題した記事を書かせていただいているので、よかったらそちらも参考にしてもらえたらと思う。
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