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近年、欧米の時計市場はもちろん、日本でも時計好きから注目を集めるようになってきたマイクロブランド(大手メーカーに属さない独立系の小規模時計ブランド)。フランスを拠点にする時計ブランド、BALTIC(バルチック)は、日本でマイクロブランドの人気に火を付けた先駆けと言えるブランドの一つだ。
そんなバルチック から、今夏の新作として9月2日から発売されるのが、HMS(エイチエムエス)とBICOMPAX(バイコンパックス)という二つのコレクションだ。いずれも2017年の誕生以来、進化を続けてきたバルチックの人気モデルだが、新作では既存モデルのデザインをベースにしつつ、文字盤とケースに様々な改良が加えられ、新たなアップグレードを体現している。
注目すべきポイントは新しく設計された“ケース”だ。1940年代のアンティークウオッチからインスピレーションを受け、従来のモデルよりも小振りな36.5mmのケース径へとサイズダウン。性別を問わずに心地よく身に着けることができるサイズ感が魅力となる。
ケースにはアンティーク感を醸し出すステップベゼルが設置されており、ベゼルに光沢のあるポリッシュ仕上げ、ケース側面に水平方向のヘアライン仕上げ、ラグには円状のヘアライン仕上げを施すことでメリハリのある質感に仕上げられている。
文字盤は外周の分目盛り、ブラッシュ加工が施されたレール部分(新しくデザインされたアプライドインデックスを配置)、梨地に仕上げた中央部と三つの層で構成されており、エレガントな雰囲気が漂う質感に仕上げられている。
ムーヴメントに関しては、HMSは信頼性の高いMIYOTAの自動巻きムーヴメント、Cal.8315自動巻きキャリバーを搭載し、60時間のパワーリザーブを誇る。もうひとつのバイコンパックスには以前と同じく、シーガルの手巻きムーヴメント、Cal.ST 1901(下の写真)が採用され、42時間のパワーリザーブを確保している。文字盤の二つのカウンターは、40年代の特徴的なレジスターからインスパイアされ、“BICOMPAX(バイコンパックス)”というモデル名の由来になっている。それぞれ24時間計と30分計の機能が備わっている。大きめにデザインされたリーフ型の分針は個性と細部への拘りを表現し、透明なケースバックによってその美しいムーヴメントが堪能できる。
フランスのブザンソン近郊にあるバルチックのアトリエで、熟練の時計職人によって丁寧に組み立てられるこの二つのモデルは、いずれも3色展開(サーモン・ブルー・シルバー)で、合計6品番がラインナップされる。
2023年9月2日(土)より、H°M’S"WatchStore表参道店および、H°M’S"WatchStore公式オンラインストアにて販売を開始する予定だ。
【問い合わせ】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
Tel.03-6438-9321
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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