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【大人の夏時計。あなたはどっちを選ぶ!】“内と外”ではこんなに違うダイバーズの回転スケール|OUTLINEニュース no.98

■アウトライン・コンプレダイバー1960

ケースメーカーのEPSA社が55年に特許を取得した防水のコンプレッサーケースは、ケースにかかる水圧を利用して、水深が増すごとに密閉度を高めるというものだった。EPSA社はこれをスイスの各時計メーカーに供給。それによって多くのメーカーでもダイバーズウオッチの製造が可能になったというわけである。

そして、当時のコンプレッサーケースを採用したダイバーズウオッチにはある共通点があった。それは経過時間を確認するための回転式スケールが外側ではなく風防ガラスの内側に設けられているという点だ。

アウトラインの“コンプレダイバー1960”は、そんな当時のコンプレッサーダイバーの雰囲気を再現。風防ガラス内に装備した回転式スケールは当時と同じく2時位置のボタンを回して操作する。自動巻きムーヴメントはシチズン傘下であるミヨタの最上位機、Cal.9015を搭載。シースルーバックからはテンプの動きも楽しめる。しかも、このハビート機ながら価格は4万9500円と5万円を切る。

Ref.YK18001-1(ブラック)、Ref.YK18001-2(ネイビー)。316Lステンレススチール。ケース径40mm、ケース厚12.7mm。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9015/秒針停止機能搭載)。逆回転防止機能付き回転インナーベゼル、デイト表示、シースルーバック。49,500円(日本製)

詳細はコチラ (公式サイト)
https://outlinewatches.tokyo/collection/diver1960

■アウトライン・ネイビーダイバー

かつてクラウドファンディングで1400万円以上を達成した人気モデルをベースに、腕時計の人気セレクトショップ“チックタック(TiCTAC)”との初コラボレーション企画として復活させたのがネイビーダイバーである。

最大の特徴は、1960年代の往年のダイバーズウオッチをモチーフにしつつも、ベゼルは一般的なブラックではなく、経年変化によってネイビーカラーに退色したかのような雰囲気を再現している点。

このネイビーベゼル、実はヴィンテージサブマリーナーのレアポイントとして挙げられる退色ベゼル(Faded bezel)の中でも特に愛好家から珍重されているもののひとつ。今回はその色合いに徹底的にこだわり何度もやり直しをすることで、ロレックス愛好家の方も思わず2度見してしまうほどの絶妙な色合いを再現した。

ラインナップはドットとバーを組み合わせた往年のスタンダードタイプと、一部に3・6・9を使用した軍サブタイプである。もちろん1950年代のものを復刻したアウトラインオリジナルのリベットブレスがセットされており、レトロ感がぐっと際立った魅力的な作りとなっている。ムーヴメントにはセイコーエプソン製の自動巻き、Cal.YN55Aを搭載する。

Ref.YK20223-1(ドットタイプ)、Ref.YK20223-2(3・6・9タイプ)。316Lステンレススチール(ブレス:304ステンレススチール)。ケース径40mm、ケース厚12.75mm(サファイアクリスタルのドーム形風防の3mmを除く)。10気圧防水。自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55Aブ)。各6万6000円(日本製)

詳細はコチラ (公式サイト)
https://outlinewatches.tokyo/collection/diver1960

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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