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生産終了となった耐磁時計“ミルガウス”についての雑感!|ロレックス通信 No.192

生産終了となって一気に上昇したミルガウスの実勢価格

急上昇したミルガウスの実勢価格

 新作発表まで8日に迫った3月19日に書いた記事「2023年新作発表まであと8日、さて値動きはいかに!3月の定点チェック」で、ミルガウスの値動きについて「1カ月間の動きで見るとほとんど変わっていない。ただ実のところ、3月の1週目以降にあっという間に20万円以上も上昇したのだが、今週に入って一気に下落し元の相場に戻ってしまったために、先月と変わらないデータとなっている」とお伝えした。

 ミルガウスについては、先述したようにモデルチェンジか、それとも生産終了のどちらかになることはおおかた予想されていただけに、1月下旬ぐらいからぐんぐん実勢価格が上昇していてもおかしくなかったのだが、1週間前になってもまったく変動がみられず、2000年以降のロレックスの動きとしては初めてと言えるほど珍しいことだった。

 ただ、さすがに生産終了が決まった途端にご覧のような有り様である。3月31日の週刊ロレックス相場を見ると、一気に40万円近く高騰している。だた、さらに上がるかどうかは、微妙なのではないか。

 ま、いずれにしても時計史に残る名機、ぜひ復活してもらいたいものだ。その場合は、ファーストモデルの雰囲気で出てくることを切に願いたい。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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