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好評につき!2003年「読者が欲しいランキング」から20年前を振り返る|ロレックス通信 No.187

【2003年読者が欲しいロレックスTOP 10 】

1位 エクスプローラー Ref.114270

1位(2位) エクスプローラー Ref.114270 当時の実勢価格40万円(定価43万8900円)
2位(3位) デイトナ Ref.116520 当時の実勢価格110万円(定価80万8500円)
3位(5位) サブマリーナーデイト Ref.16610 当時の実勢価格38万円(定価51万2400円)
4位(6位) エクスプローラー II Ref.16570 当時の実勢価格40万円(定価50万1900円)
5位(7位) デイトジャスト Ref.16234 当時の実勢価格34万円(定価51万2400円)
6位(10位) GMTマスター II  Ref.16710 当時の実勢価格30万円(57万7500円)
7位(11位) ヨットマスターロレジウム Ref.16622 当時の実勢価格68万円(定価89万2500円)
8位(16位) エアキング Ref.14000M 当時の実勢価格27万円(定価36万2250円)
9位(17位) サブマリーナー Ref.14060M 当時の実勢価格30万円(定価43万500円)
10位(20位) サブマリーナーデイト Ref.16613 当時の実勢価格50万円(定価79万8000円)

 当時ロレックスの一番人気はエクスプローラーだった。1998年に大ヒットを飛ばした木村拓哉主演のドラマで、エクスプローラー(Ref.14270)を彼が着けたことから人気に火が付き、それが2000年代前半まで続いていたためだ。03年でこそ定価を下回っているが、2000年ごろまではプレミアム価格だったと思う。

 もうひとつ、注目すべきはGMTマスター II である。定番のステンレスモデルにはベゼルの配色が、黒1色、黒赤と青赤の2種類のツートンの合計3種だった。いまでは青赤の通称ペプシはダントツの人気を誇るが、当時は青赤の色味が「派手」という理由から黒1色が好まれていたのである。

 しかも、GMTマスター II 自体の人気もイマイチだった。そのため、定価57万7500円に対して実勢価格は30万円と、格差が最も大きい。それだけ需要が少なかったということになる。いまでは考えられないが、当時はとてもお買い得なモデルだったということだ。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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