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本格的な機械式時計でありながら、手の出しやすい価格と高いデザイン性からコストパフォーマンスに優れたモデルとして国内のみならず海外でも高い人気を誇るセイコー5スポーツ。
とくに最近話題を集めているのはアートやファッション、ストリートファッションなど、若い世代をメインターゲットとしたカルチャーとのコラボレーションモデルだ。
なかでも、気鋭のアーテイストたちとのコラボモデルは発売後即完売となることも少なくない。
そこで、今回はカルチャーを牽引するアーティストとセイコー5スポーツとのコラボレーションモデルを編集部目線で3本紹介していく。
最新のカルチャーを纏った時計で、ストリートを歩けば注目の的となること間違い無しだ。
セイコー 5スポーツ 55周年記念
コインパーキングデリバリー コラボレーション限定モデル
■Ref.SBSA212。SS(42.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.4R36)。世界限定1500本(うち国内:150本)。5万2800円(2023年3月10日(金)発売予定)
独自の世界を構築する新世代アーティストCOIN PARKING DELIVERY氏のメッセージ“未来に向けて一歩ずつ時を刻む人へ”を込めて制作した限定モデル。
文字盤には“時間に縛られずに”という想いからあえて数字のないデザインに仕上げ、インデックスにはCOIN PARKING DELIVERY氏のアイコンである“白井さん”を12時に、“片山さん”を6時に配し、人の感情の受け渡しを司る目と口から着想を得た“eNrOll(エンロール)”のグラフィックがセットされている。
文字盤のベースには“一歩ずつ人生を登っていく”という意味を込めて、山のグラフィックがさりげなくデザイン。ケースとブレスレットはゴールドカラーとシルバーのコンビネーションで華やかにまとめ、 同氏のこだわりを細部まで詰め込んだ、斬新かつアーティスティックなデザインが実現している。
個人的な見解だが、COIN PARKING DELIVERY氏とセイコー5スポーツの世界観が見事にマッチしていると感じた。デザイン面はもちろん、インナーベゼルに数字の代わりに配された波形グラフィックが配されているなど、見所の多い時計となっている。
コラボレーションモデルならではの特別仕様として、裏ぶたには同氏のサインが記されており、付属する専用ボックスもデザインが施されたスペシャルパッケージとなっているのも、ファンにはたまらないポイントと言えるだろう。
COIN PARKING DELIVERY(コインパーキングデリバリー)とは
2018年、電車での移動時間にスマートフォンを使い、指で絵を描きだしたことからクリエーション活動をスタート。現代人の必須アイテムでもあるスマホを片手に“今”というこの時代ならではの疑問や理想を落とし込んだ作品を制作、国内外で高い評価を得る。近年では、データのみならず造形、空間、ドローイング、海外のパブリックスペースの外壁など、さまざまな場所で独自の世界を構築している。
セイコー 5スポーツ
河村康輔 コラボレーション限定モデル
■Ref.SBSA177。SS(42.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.4R36)。世界限定3000本(うち国内:200本)。5万2800円
価値の分解と再構築を得意とするコラージュアーティスト河村康輔氏が、“切って貼る”コラージュ技法により、1960~1970年代のセイコーアーカイブモデルから、気になる要素、パーツを抽出し、新たなアートウオッチに再構築した特別な限定モデル。
SKXモデルのケース、ブレスレットをベースに、文字盤、針は半透明のプラスチック素材が使用された1970年代のセイコー人気モデル“タイムソナー”から要素やカラーを抽出、採用している。
また、ベゼル表示板、インデックス、目盛りデザイン、レイアウトも往年のセイコー 5スポーツの人気アーカイブモデルから要素を抽出しているのもポイント。
様々な要素を1本のウオッチにコラージュすることで、斬新かつアーティスティックなデザインを実現している。
河村康輔(Kosuke Kawamura)とは
1979年、広島県生まれ。コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー、アートディレクター。 コラージュアーティストとして、様々なアーティストとのコラボレーションや国内海外での個展、グループ展に参加。グラフィックデザイナーとして多数のアパレルブランドにグラフィックを提供するほか、書籍の装丁や広告物のアートディレクション、ライブ・イベント等のフライヤー、CD/DVDのジャケットデザインなど多岐に渡り活動中。
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