クエルボ・イ・ソブリノスは、1957年にキューバで開催されたキューバグランプリをモチーフにした新作「ヒストリアドール・グラン・プレミオ・デ・クーバ "1957 "」を2月20日に発売する。
クエルボ・イ・ソブリノスは、1882年にハバナのキンタ通りに創業した高級時計宝飾店「La Casa(ラ・カーサ)」をルーツとする時計ブランド。その後、現在の名称に変更し、キューバ革命以前はアーネスト・ヘミングウェイ、クラーク・ゲーブル、ウィンストン・チャーチルといった著名人が顧客に名を連ねていた。2002年にスイスで復活し、往年のカリブ海リゾートの雰囲気を漂わせた豪奢なタイムピースを多くリリースしている。
今回の新作は、42mmのステンレスケースに、鮮やかな赤を基調としたダイヤルと蓄光仕様リーフ針を合わせたクラシカルなデザインのクロノグラフ。クロノグラフ秒針とカウンター針はバトン型、30分積算計と12時間積算計はクリーム色、9時位置のスモールセコンドは鮮やかな赤で表示されている。
インデックスにはスーパールミノバを採用し、薄暗い場所での視認性を高めている。クラシカルなフォントのデザインや大きなラグなど、1950年代を思わせるデザインが印象的だ。
CUERVO Y SOBRINOS(クエルボ・イ・ソブリノス)
ヒストリアドール グラン・プレミオ・デ・クーバ "1957"
文字盤中央部にはクリーム色のテレメータースケール、その外側にはタキメーターのブラックリングを配置。ストラップは往年のレーシンググローブからインスピレーションを得たパンチングが施されたマットレザーで、レーシングウォッチの雰囲気たっぷりだ。販売本数はグランプリの走行距離=162マイルにちなんで162本。
■Ref. 3142.1GP57。SS(42mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal. CYS 8101)。世界限定162本。68万2000円
裏ブタにはキューバグランプリのオリジナルデコレーションを採用。ムーヴメントを見ることはできないが、ケース内部にはバルジュー7753をベースにした自動巻きキャリバーCyS 8099を搭載。エングレービングされたローターを備え、パワーリザーブは48時間。
【画像】ディテールを次のページでチェック