250年以上前にの18世紀に自動巻きムーヴメントの開発に成功したアブラアム-ルイ・ペルレ。“ペルレ”は伝説的時計師をルーツとするスイスの名門時計ブランドだ。
1995年、ペルレは世界初の“ダブルローター”と呼ばれるキャリバーの開発に成功し製造を開始する。これは自動巻きムーヴメントのローターと文字盤側のローターを繋いだ他に類を見ないシステムであった。
2009年にはペルレはタービンコレクションを発表。“ダブルローター”を大胆にクローズアップしたタービンは、その独創的な機構と意匠が評価され、同社を象徴するフラッグシップコレクションとなった。
そのペルレがタービンコレクションに、ポップなテイストのエロティックウォッチ“タービン エロティック”を新たに加えた。
PERRELET(ペルレ)
タービン エロティック
■Ref.A4062/S2。SS(44mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal. Cal. P-331-MH)。世界限定50本。88万円
タービンは2009年に開発されたコレクションで、文字盤上にセットされた12枚ブレードのプロペラ型ローターが超高速で回転するというもの。
今回のモデルでは、その下に海外で“HENTAI MANGA”と呼ばれている日本のマンガキャラクターによる2つの異なるエロティックなシナリオを表現したイラストが描かれている。
このサブダイヤルに描かれたイラストは、タービンが高速回転している間だけ全貌を見ることができ、ふだんはブレードによってイラストは隠されているという趣向だ。少々、刺激が強いデザインなので、詳細は公式サイトでチェックしていただきたい。
この手のエロティックな時計は、フランス語で“polissoner(ポリソネル)”、英語で“カンバセーションピース”と呼ばれており、時計史上において好事家たちに密かに愛好されてきた歴史がある。日本で言うならば春画に通じる特徴をもった、オトナの遊び心を感じさせるコレクションと言えるだろう。プロぺラはタングステン製カウンターウェイト付きのブラックアルマイト製で、手首の動きに合わせて滑らかに回転する。
ムーヴメントは自社製自動巻きのCal.P-331-MHで、最大42時間パワーリザーブのクロノメーター。洗練されたサーキュラーグレイン装飾のブリッジや、ペルレのロゴが入ったRH仕上げのオープンワークローターなど、その装飾も美しい。
ベルトはラバーで裏打ちされた防水仕様ブラックアリゲーター型押しカーフが使われている。イラストは2種類ラインナップされており、各限定50本のリリース。価格は88万円となっている。
【問い合わせ先】
オールージュ
TEL. 03-6452-8802
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