H.モーザーは物理的、デジタル、そしてバーチャルの要素を組み合わせ、PCを利用した最先端のソリューションを導入することを発表した。今後は時計の真贋証明、デジタル資産、専用のメタバース空間といった包括的なエコシステムによる新サービスを提供するという。また仮想通貨での代金支払いにも対応するなど、時計ブランドとしてはかなり画期的なWeb 3.0への取り組みを実践する。
今回の大型プロジェクトはオーラブロックチェーンコンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)のブロックチェーン技術によって、時計の真贋を判定できる専用アプリを通じて構築したエコシステムがベースになっている。証明書、保証書、保険、その他のサービスまでにブロックチェーンを活用し、最終的にこの真贋判定機能は保証書を介してH.モーザーのすべての時計に導入される予定。また同社では没入型のメタバース空間を開設し、ブランドの世界観とマニュファクチュールとしての歴史を紹介するなど、バーチャルで同社の世界観を体験できるようになる。
これを記念して新たな50本限定のハイブリッドモデル“エンデバー・センターセコンド ジェネシス”も発表された。サファイアガラスにオーナーであることを証明するQRコードのエングレービングが施され、オーナーはそこから専用のバーチャルエコシステムにアクセスすることができる。このエコシステムでは今後発売される限定エディションの優先購入権、H.モーザーコミュニティの会員権、発売イベントへの招待状などが供給される。チタン製のリューズとベゼルには、ピクセル化したデザイン(ドット絵)を元に3Dプリンターで作り上げ、ステンレスケースにはマイクロブラスト加工を施している。
■Ref.1200-1238。SS(40mm径)。自動巻き(Cal.HMC 200)。限定50本。424万6000円(12月受付開始)
【問い合わせ先】エグゼス TEL.03-6274-6120
公式サイト:https://www.h-moser.com
【その他のニュースもチェック!】
■【新作時計ニュース】H.モーザー|時計職人と宝石職人の優れた技が融合した新作!
■【新作時計ニュース】“H.モーザー”の人気コレクション、ストリームライナーに新作が登場
■【新作時計ニュース|ブランパン】2023年の干支をモチーフにした中国暦の複雑カレンダーモデル!
文◎Watch LIFE NEWS編集部