1924年にスイスのレングナウにて創設し、家族経営の独立系を保っている数少ない時計ブランド“DELMA(デルマ)”が日本上陸を果たした。日本市場ではプロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチに限定して展開。すでにアンバサダーとして、世界で女性史上5人目となる100m潜水を成功させた女子フリーダイバー福田朋夏氏を招くなど、その動向に注目が集まる。
QUATTRO (クアトロ)
コレクションのなかでも注目したいのが、999本限定で発表されたプロダイバーズウォッチ“QUATTRO (クアトロ)”だ。オリジナルは1980年代初頭にクォーツムーブメントを搭載して発売されており、アメリカのダイバーたちの間で人気を博した。
2022年にリニューアルされた今回のモデルは、時計本体部分をケースから取り外すことが可能。プロのダイバーたちが、潜水する際に使用するアルミニウム製の減圧プレートへと、時計本体部分の装着・固定ができる仕様になっている。レバーを引き上げてケースを時計回りに1時間ずつ回し、レバーを8時から9時の位置に移動させることによって時計の取り外しが可能。装着時はレバーを9時位置にセットし、カチッと音がするまで時計を軽く押しながら反時計方向に回す。
左右対称のユニークなステンレススチールケースを採用しており、シースルーバック、ヘリウムエスケープバルブ機能、ねじ込み式リューズなどを備える。ムーヴメントは機械式自動巻きに更新されており、ブレスレットとラバーストラップは、工具を使わずに素早く交換することができる。頑丈なベゼルには6つの大胆なノッチが施され、クアトロの特徴であるシンメトリーなフォルムを強調する。防水性能は500m。
文字盤はオレンジ、ブルー、ブラックの3種類がラインナップされており、ベゼルもステンレススチールとブラックDLCから選択可能。価格はいずれも42万200円。
【問い合わせ先】
デルマ・ジャパン/オフィス麦野
03-5422-8087