【セイコーエプソン製のハイブリッドムーヴを搭載】ノットの最新コレクション、“オートチャージ”の魅力を解説

2022年12月2日

【オートチャージムーヴメントとは？】

　セイコーエプソン株式会社が製造したオートチャージムーヴメントを搭載。クォーツに機械式の自動巻きローターを組み合わせた独自機構を備えており、ローターの回転運動によって発電し、その電力を利用してクォーツ回路とモーターを制御する。ローターは腕の動きで発電と蓄電を行うため、環境への負担が少なく、どのような環境下でも充電が可能。通常のクォーツは2年ほどで電池交換が必要だが電池は不要となるため、メンテナンス性が高いのも特徴と言えるだろう。

　秒針の動きでバッテリーの残量を表示するパワーリザーブ機能を搭載。2時位置のプッシュボタンを押すと秒針が早送りで動いてバッテリー残量を表示。秒針が早送りで動いて停止するまでの時間がバッテリー残量を示しており、5秒進んだら約1日、10秒進んだら約7日、20秒進んだら約1カ月、30秒進んだら約6カ月と、四つの設定が装備されている。

【ソリッドで骨太なデザインも魅力】

　外周に規則的なエンボス加工を施した逆回転防止ベゼル、メタルフレームを備えたアプライド仕様の夜光ドットインデックス、先端を細くデザインした夜光塗布のシリンジ型の針など、ダイバーズウオッチの王道スタイルを継承する操作性、視認性の高い意匠も魅力のひとつ。シンプルで機能的なデザインをベースにしているが、放射状の筋目を施したサンレイ文字盤がエレガントさを加えている。

　ケースサイズは40mmで厚さは11.5 mm。比較的コンパクトなフォルムにより重厚な印象を良い意味で裏切る快適な装着感を備えている。ケースやラグは角を鋭角に仕上げたフォルムが印象的だが、わずかに角を落とすことで肌に触れてもストレスを感じないように丁寧な仕上げが施されている。装着時に動力を確保するローターの動きを感じることができるのも魅力と言えるだろう。

【バリエーションをチェック】

　オールブラックモデルもラインナップ。文字盤とケースを黒で統一したことで洗練された雰囲気がさらに高められている。
■SAC-40SBKBK。SS（40mm径）。20気圧防水。オートチャージ（EPSON "cal.PX 82" ）。4万700円（ベルト別売：TS R-16BK。5500円、バックル：550円）