》ブランドとしては珍しい“小振りサイズ”の新機軸
イタリア発のプレミアム・カジュアル・ブランド、“DIESEL(ディーゼル)”のウオッチコレクションは、大胆で独創的なデザインが最大の魅力。
毎シーズン多彩なコレクションを展開しており、今秋の“クリフハンガー”や今冬に登場する“クロコ デジ”もまた、既存のスタイルに囚われることなく独特なデザインとユニークな発信により常にスタイルを進化させてきた、“DIESEL WATCHES(ディーゼル ウォッチ)”ならではのコレクションだ。
クロコ デジはそれぞれシルバー、ブラックで統一されたデジタルウオッチ。2022秋冬プレタポルテのランウェイコレクションからインスピレーションを得てデザインされた、ウロコのようなブレスレットが特徴だ。
クリフハンガーは2000年代に登場し、人気を博したアイコニックなコレクション。今年、満を持して復活を果たした。ブランドとしては珍しいスクエアケースに大きめな3時位置のインデックス、そして段差が設けられた文字盤といった、オリジナルの意匠はそのままに、偏光ガラスや全面ミラー仕上げを採用し、より大胆さを加えて進化させている。
どちらもケース径は35mm前後と、ブランドとしては小振りなサイズ。既存のディーゼルファンもそうでない方も、両方楽しめるデザイン・サイズ感となっている。
DIESEL WATCHES(ディーゼル ウォッチ)
クロコ デジ
■(左)Ref.DZ2155。3万1900円。(右)Ref.DZ 2156。3万4650円。ともにSS(33mmサイズ)。5気圧防水。クォーツ
曜日・時刻表示、ライト機能のみを搭載したシンプルなデジタル時計。最大の特徴はユニークなブレスレット。クロコダイルの鱗を模したテクスチャーで、見た目のインパクトは抜群。目を引く意匠ながら機能を限定することでごちゃつき感を軽減した、秀逸なデザインだ。
クロコダイルの鱗のような造形がラグの4コマ目まで採用されたブレスレット。立体的な造形によりデコラティブな印影を生み出し、デザインにアクセントを加えている。
斬新なブレスデザインに目が行きがちだが文字盤にも注目したい。無駄な装飾や機能を廃し、シンプルなデザインを追求している。数字も大きめで視認性も良い。
クロコダイルの鱗のようなコマ部分だけ可動域がやや狭く、手に取った瞬間はどうかと思ったが、ケースサイズが小さいので着けてみると意外としっくりきた。
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文◎松本由紀(編集部)/写真◎水橋崇行
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