本日(2022年10月18日)、パテック フィリップから新作8モデルが発表された。速報として、その詳細を公式リリースから抜粋してお届けしよう。
象徴的なノーチラス・コレクションの新しいバージョン
ノーチラス 5811モデル
K18WG(41mmサイズ/10〜4時位置、8.2mm厚)。12気圧防水。自動巻き(Cal.26-330 S C)。938万3000円
1976年、ノーチラス3700モデルにより誕生した伝説的なタイムピース・デザインは年とともに進化を続け、5711モデル(ノーチラス誕生30周年の2006年に発表され、2021年に終了)はその最近の成果であった。パテック フィリップは今年、ケース径が40mmから41mmへとわずかに大きくなった新しいノーチラス5811/1G-001モデルを発表する。ニューモデルは、ホワイトゴールドの外装と、外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションのブルー・ソレイユ文字盤を組み合わせ、いくつかの技術上、美観上の改良が加えられている。
またノーチラスのオリジナルモデルへのトリビュートとして、2体構造を採用した12気圧防水のケースは、リューズの2つの機能を切り替えるオシドリとカンヌキの新しいシステム(特許出願中)により、ムーヴメント裏面へのアクセスを必要とせずに、文字盤側から巻真(リューズの軸)を取り外すことができるようになっている。この仕組みは、従来の《継手巻真》に代わるものとして設計された。サファイヤクリスタル・バックを通して鑑賞できる自動巻ムーヴメント、キャリバー26-330 S Cは《ストップ・セコンド》機能を備えており、1秒単位の正確さで時刻合わせを行うことができる。
現行コレクションで初となる左利き用クロノグラフ
シングルプッシュボタン・スプリット秒針クロノグラフ・永久カレンダー 5373Pモデル
Pt(38.3mm径、12.93mm厚)。3気圧防水。手巻き(Cal.CHR 27-525 PS Q)。時価
現代パテック フィリップ史における左利きのための最初のクロノグラフと永久カレンダーを備えた新しいシングルプッシュボタン・スプリット秒針クロノグラフ5373P-001モデルは、反転した表示と機能的要素により、その前身5372モデルと一線を画している。
この比類のないタイムピースは、パテック フィリップがこれまでに製作した最も薄い手巻スプリット秒針クロノグラフ・ムーヴメント、キャリバーCHR 27-525 PS Qを搭載している。エレガントなプラチナ・ケースは、縦サテン仕上げ、および外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションを施したアントラサイトの文字盤、微細な同心円模様のエボニーブラック・サブダイアル、ラック・レッド仕上げのクロノグラフ秒針とスプリット秒針を備えている。文字盤のきわめてスポーティなルックスは、エンボス加工のファブリック柄とコントラストを持たせたレッドのステッチが特徴的な、ブラック・カーフスキン・バンドにも表現されている。このエクスクルーシブなモデルは、少数のみが製作され、左利きの愛好家、希少性を求める愛好家を喜ばせるであろう。
【問い合わせ先】
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109
https://www.patek.com/ja/
構成◎堀内大輔(編集部)
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