カジュアルウオッチの魅力は様々あるが、なかでも大きな魅力となっているのが、手頃な価格帯でトレンドや季節感を取り入れたファッションアイテムとして楽しめるところ。
秋冬になると洋服の色味が茶系やブラックに偏りがちになってくる人が多いと思われるが、こうした茶系やブラック系がベースとなる秋冬ファッションと相性が良いのが、同じく茶系のベルトを採用したモデルである。
ひと括りに“茶系”といっても色合いやトーンによって印象が異なり、同じように見えてバリエーションは多い。例えば、人肌に近いライトブラウンであれば柔らかい印象が特徴で中性的な雰囲気に。チョコレートのようなダークブラウンであれば、一気にヴィンテージ感が強調された印象となる。
色合いだけでなく、ベルトの質感に関して言うならば、クロコダイルの型押しならばクラシックで落ち着いた雰囲気、スムースレザーの場合は少しカジュアルな印象を楽しむことができる。
ここでは編集部が太鼓判を押すブラウン系ベルトのイチオシモデルをピックアップしてみた。今年の年末は、メンズウオッチで主流となっているブラックのベルトやブレスレットの時計とは別に、ブラウンレザーの時計を身に着けて街へ繰り出してみてはいかがだろう。
【クラシックな型押しレザーベルト採用モデル】
ブラックに比べると軽快な印象をもつブラウンレザーだが、型押しのレザーベルトであれば、 クラシックな雰囲気で着けることができる。時計本体のデザインにも左右されるが、ジャケットスタイルなどにも合わせられる汎用性の高さも魅力と言えるだろう。
【編集部のおすすめモデル】
ツェッペリン(ZEPPELIN)
アトランティック
20世紀初頭に大西洋の空路を開拓し、空の横断による豪華な船旅を可能にしたドイツの伝説的飛行船ツェッペリン号。このモデルは、その1930年の大西洋横断をテーマに、こんもりと膨らんだミネラルガラス製のドーム風防など、当時のクラシックな腕時計のスタイルを取り入れて製作されたコレクション。ドイツブランドらしいシンプルな文字盤の意匠をベースに、3時位置にデイト表示、9時位置にパワーリザーブ表示を対比させるように配置したデザインが個性を感じさせる。
■Ref.8462-5。SS(41.5mm径)。日常生活防水。自動巻き。9万9000円
【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL.03-5815-3277
【編集部のおすすめモデル】
カル・レイモン(KARL-LEIMON)
クラシック パイオニア
黄金バランスを追求した“トリプルカレンダームーンフェイズ”に加えて、38㎜という程よいサイズ感がクラシックな雰囲気を醸し出すカル・レイモンの代表モデル。ケースバック側にメタルリングを入れることでムーヴメントをケースに固定し、安定感と適度な重厚感で高級な雰囲気を作り出しているのも魅力。程よいサイズ感がクラシックなスタイルと見事にマッチ。上品な雰囲気なのでビジネスシーンでも着けられそうだ。
■SS(38mm径)。5気圧防水。クォーツ(Cal.Miyota 6P00)。3万6300円
【問い合わせ先】
カル・レイモン
info@karlleimonwatches.com