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【通常モデルとは違う特別感と個性的な意匠が魅力】10万円以下の狙い目コラボレートモデル3選

 ダイバーズウオッチ、クロノグラフ、GMT、ワールドタイムなど時計のジャンルは様々あるが、そうした機能をベースにしたカテゴリーとは別に、近年は過去の名作をモチーフにした復刻モデルのように、デザインやコンセプトを重視したモデルもラインナップを増やしている。そんな時計界で急激に勢力を拡大しているのが、二つのブランドがそれぞれの特徴を組み合わせて製作された“コラボレートモデル”だ。

 2022年の3月に登場して注目を集めた“オメガ”と“スウォッチ”のコラボモデル“MoonSwatch”のように時計ブランド同士がコラボレートしたモデルのほか、“タイメックス”と人気海外ドラマ“ストレンジャーシングス”、“アンダーン”とドラえもんの大人気キャラクター“ジャイアン”とのコラボモデルまで、ユーザーの予想を良い意味で裏切る個性的で遊び心を感じさせる組み合わせの面白さが、コラボモデルの最大の魅力と言えるだろう。

 時計好高級ブランドからカジュアルブランドまで、幅広い価格帯の時計ブランドから多彩なモデルがラインナップされているが、今回は10万円以下の手の届く価格帯から、編集部が注目するおすすめモデルをセレクトしてみた。

 ほかとひと味違うデイリーユースの時計を探している人は、ぜひチェックしてみて欲しい。


【編集部のおすすめモデル】
OUTLINE(アウトライン)
ネイビーダイバー
■Ref.YK20223-1(ドットタイプ)。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A)。6万6000円

 機械式腕時計の黄金期だった、1940〜60年代の雰囲気を大切にし、その時代のテイストを日常使いで楽しめる時計をラインナップするジャパンブランド、アウトライン。本作は全国に約50店舗を展開する腕時計の人気セレクトショップ“チックタック(TiCTAC)”との初のコラボレーションモデルだ。

 最大の特徴となっているネイビーベゼルとは、ロレックスの旧型サブマリーナーのレアポイントとして挙げられる退色ベゼル(Faded bezel)の中でも特に愛好家から珍重されているもののひとつ。過度に退色した色合いとは違い、光線の加減でブラックにも見えたりするなど、やれた感じが強すぎずひと味違う雰囲気が楽しめるカラーであり、このモデルでは経年変化によってネイビーカラーに退色したかのような雰囲気を再現している。

■Ref.YK20223-2(3・6・9タイプ)。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A)。6万6000円

【問い合わせ先】
シーズ・ファクトリー
TEL:03-5562-0841
アウトライン公式サイト
https://outlinewatches.tokyo


【編集部のおすすめモデル】
UNDONE(アンダーン)
アイム ジャイアン バイ アンダーン パワーオブオレンジ

 自分だけのオリジナルウオッチが作成できるカスタムウオッチブランド、アンダーン。パーツを自由に選び組み合わせることができるカスタムオーダーが同社の最大の特徴だが、カスタムオーダーで培った高度な製造技術を生かして、近年は個性的なコラボレートモデルを展開して注目を集めている。

 このモデルでコラボしたのは日本を代表するキャラクターである“ドラえもん”。パワーオブオレンジは、ジャイアンをモチーフにしており、シンボルカラーであるオレンジを文字盤カラーに採用。やんちゃでパワフルなキャラクター性を見事に表現した。

 また、文字盤中央にはジャイアンを彷彿とさせるジグザグ模様が印象的。インパクトのあるデザインに目を引き付けられるが、スペックも本格的で、自動巻きムーヴメントを搭載。逆回転防止ベゼルと300mという高い防水性を有しているのも見逃せないポイントと言えるだろう。

■SS(43mm径)。300m防水。自動巻き(Cal.TMI NH35A/NH39)。世界限定各100本。5万9400円

【問い合わせ先】
アンダーン・ジャパン
TEL.03-5774-1447


【編集部のおすすめモデル】
EDIFICE(エディフィス
EQB-2000HR

 カシオが手がけるスポーツウオッチブランド“EDIFICE(エディフィス)”と“ホンダ・レーシング”のコラボレーションモデル。フォーミュラカーのサスペンションから着想を得たケースデザインの“EQB-2000”をベースモデルに、ホンダで受け継がれてきた赤バッジ(1964年に日本の自動車メーカーで初めてF1に参戦した“RA271”をルーツに、市販車では速さを追求したTYPE R車のみに装備され、レーシングスピリットを象徴するものとなっている)の精悍なレッドを取り入れたデザインが特徴的だ。

 文字盤の3時位置には、今年刷新された“Honda Racing”の“HRC”ロゴをレイアウトしたほか、裏ブタに1962年にホンダが建設した鈴鹿サーキットの開場60周年の記念ロゴを刻印。スペシャルモデルならではの意匠がマニア心をくすぐる。
残念ながらこちらは予約にて完売となってしまったようだが、次のコラボレーションにも期待したい。

■Ref.EQB-2000HR。SS(47.8mm径)。10気圧防水。クォーツ。7万7000円

【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL:03-5334-4869


 

文◎船平卓馬(編集部)

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