LowBEAT magazine ロレックス

【アンティーク時計の隠れた逸品教えます!】回転ベゼルを装備したスポーティなデイトジャスト“サンダーバード”

1stモデル

Ref.6309。YG(36mmサイズ)。自動巻き(Cal.A296)。1950年代製

初代サンダーバードとされるRef.6309の初期モデル。ベゼルのグリッドモチーフの装飾は初代モデルにのみ見られるデザイン的な特徴だ

 

2ndモデル

Ref.6609。YG(36mm径)。自動巻き(Cal.1065)。1950年代製

1962年頃まで生産された第2世代。初期はRef.6309からデザインをほぼそのまま引き継いだのか、アルファ針に変形フォルムのくさび形インデックスという組み合わせが多い。そして最大の違いはムーヴメント。ビッグバブルタイプから両方向巻き上げ方式を採用した1000系自動巻きムーヴメントを搭載する

 

3rdモデル

Ref.1625。WG×SS(36mm径)。自動巻き(Cal.1565)。1960年代製

第3世代。1000系の進化版であるCal.1565やCal.1575といった、いわゆる旗艦キャリバーとしてロレックスを長年支えた名機1500系自動巻きムーヴメントが搭載される。当初はくさび形インデックスやドーフィン針などRef.6609のデザインを引き継いだものも見られたが1960年代後半からはバーインデックスにバトン針というデザインに統一された

 

4thモデル

Ref.16250。WG×SS(36mm径)。自動巻き(Cal.3035)。1970年代製

1970年代後半に登場した第4世代。エンジン・ターンドベゼルの装飾が“バーク・フィニッシュ”と呼ばれるタイプになる。バークとは“樹木の皮”という意味で、細かな縦縞模様のような装飾が特徴的である。ムーヴメントは1500系の後継機である毎秒8振動に高振動化されたCal.3035を採用する

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