高級時計専門誌、“パワーウオッチ”にて連載中の“レディース時計インプレッション”。
新人女性編集者が、独自で選んだ気になる実機を借りてレビューする企画です。今回は、“SEIKO LUKIA（セイコー ルキア）”の"メカニカルコレクション ジャパニーズ ビューティ フロム ギンザ”をお届けします。同企画、前回の記事はこちらです。
》レディース時計インプレッション第5回
SEIKO LUKIA（セイコー ルキア）
メカニカルコレクション ジャパニーズ ビューティ フロム ギンザ
■Ref.SSVJ001。SS（34.8mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.6R35）。15万4000円
メンズ時計専門のパワーウオッチに一石を投じるべく始めた、レディースウオッチの実機インプレッション。今回は本企画初となる国産で、セイコー ルキアのブランド誕生25周年を記念して発売されたモデルです。
こちらはマザーオブパール文字盤（以降MOP）を採用しているのですが、これまで多くのMOPモデルを見てきましたがこのモデルを写真で見た際、MOPを採用しているとは気づかないほど、ほかのモデルとは一線を画していると思いました。
そのため発表当時からずっと実機を見たいと思っていたモデルでした。
ファーストインプレッションは写真どおりといった感じで、やはりMOPは控え目な輝きを放っていました。
これはMOPを、層を重ねて奥行きのある鮮やかな色に仕上げることでMOP特有の爛々と輝く様を抑えていました。
ですが光で照らすと、文字盤を縁取るようなケースカッティング、インデックスに配されたダイヤモンドと相まって、上品に輝きます。
可憐なデザインに目が行きがちですが、搭載されているCal.6R35により、およそ70時間ものパワーリザーブを有します。
デザインと機能性の両方を追求している点はさすがです。
》大輪の花を控え目にデザイン
大輪の花のモチーフが文字盤中央に控え目に咲きます。ステンドグラスのようにも見えるほか、光によって表情を変化させる様は、女性の手首を美しく彩ってくれること間違いなし
》着けてみました！
ケース径は34.8mmとレディースウオッチにしては若干大振り。ケースバックもフラットで、一見手首に載せても安定感は良くないのかと思いましたが、ラグに少々傾斜が付けてあり手首をしっかりとホールドしてくれました。またベルトがワンプッシュ三つ折れ方式なのもうれしいポイント。
文◎松本由紀（編集部）／写真◎笠井修
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