1976年発表のCal.4883を搭載する2代目スーペリア。この4883では振動数をアップさせ精度を向上させたほか、電池寿命も最大2年に延長させている
1978年発表のCal.9983を搭載したスーペリア。Cal.3883搭載モデル同様、天竜工業製のHSS(硬質ステンレススチール)ケースを採用する。なお、セイコーのケースを手掛けるメーカーとしては林精器が有名だが、70年代にはこの天竜工業もグランドセイコーやV.F.A.モデルなど、多くのHSS製ケースを手がけていた。この2社の関係は、ムーヴメント開発において切磋琢磨した諏訪と亀戸に似ている。特徴的な12角ベゼルなどの繊細な面仕上げはザラツ研磨によるものだ