キャンプで楽しめるアクティビティに注目して、山や森で楽しめるアクティビティを“山系アウトドア”、海や川などのアクティビティを“川・海系アウトドア”にカテゴライズ。二つのカテゴリーを軸にして、おすすめのアウトドアウオッチを紹介していく連載企画の第3弾。
今回は“山系アウトドア”のアクティビティから“トレイルランニング”に注目してみた。
【“トレイルランニング”におすすめな時計の選び方】
舗装されていない登山道などを走るトレイルランニング。ランニング用の時計はGPSや心拍計、トラッカーといった機能が豊富に搭載されているため、重量やサイズ感が見逃されがちだが、ハードなアクティビティだからこそ、装着感と重量がポイントになってくる。
ただ近年、豊富な機能はそのままに、ケースがコンパクト化されている傾向があるため、選択の幅は昔より広いと思う。
さらに前述したGPS、心拍計などは、一般的なデジタルウオッチに標準搭載されているため、そこから、血中酸素チェックや水分補給のトラッキングといった、ランニングに特化した機能がどれだけ搭載されているか、見極めるのも大切だ。
いくら機能が充実していても、実際に使わない機能が多くなりすぎると、自身が必要とする機能へのアクセスがしにくくなってしまう。自分が実際に着ける場合にどんな機能を多用するのかを整理しつつ、最適なモデルを見つけてもらいたい。
【編集部の注目モデル】
スント(SUUNTO)
スント 5 ピークリッジ サンド
最大4日間もの連続GPS追跡を可能とした、大容量バッテリーを誇る最新スポーツウオッチ。公式アプリと連携させると3Dヒートマップを表示してくれるという、まさにランニングに最適なモデル。スマートウオッチながら43mm径と、ケースサイズが抑えられているのもポイントだ。
無骨になりがちなアウトドアギアだが、このモデルは日常シーンに取り入れやすいカラーデザインなのもポイント。重量はわずか39グラムと、着けているのも忘れるくらい着け心地は良好。北欧ブランドならではのミニマルなデザインは、初めてのGPSウオッチの購入を検討している人にもおすすめ。
品番:SS050727000
外装素材:プラスチック
ストラップ素材:シリコン
ケースサイズ:43mm径、12.9mm厚
駆動方式:充電式
防水性:3気圧防水
特記:GPS/ランニングペース/3D ヒートマップ機能/ほか
価格:4万3890円
【問い合わせ先】
スント
https://www.suunto.com/ja-jp/
【編集部の注目モデル】
ジーショック(G-SHOCK)
GBD-200シリーズ
加速度センサー、ストップウオッチ計測、スマートフォン連携、インターバル計測用タイマーを搭載。さらに、距離、速度、ペース、消費カロリーの計測も可能で、スマートフォンの位置測位機能と連携し、計測距離も補正対応。大変高機能なランニングウオッチ。
ランニングはもちろん、ライフログデータにより日常的なトレーニングでも使用可能。初代G-SH OCKから受け継がれたスクエアフォルムが楽しめるのも、ファンにとってはうれしいポイントだ。
品番:GBD-200-9JF
外装素材:樹脂
ストラップ素材:樹脂
ケースサイズ:48.4×45.9mmサイズ、15mm厚
駆動方式:クォーツ
防水性:20気圧防水
特記:GPS/トレーニングログデータ/ライフログデータほか
価格:2万2000円
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.03-5334-4869
【編集部の注目モデル】
ポラール(POLAR)
ポラール ヴァンテージ ブイ ツー
ミルスペック規格に準拠したタフネススマートウオッチ。心拍数計測とパワー計測、加速度センサーなどから得られる情報をもとにパフォーマンスを数値化する機能や、脚力の回復状況をテストできるユニークな機能を搭載している。トレーニング効果やフォームの確認に役立つ、ランのパワー計測ができる点に注目。上り下りを自動識別し、パートごとの心拍数やパワー、スピードを確認できるため、弱点が把握できる。
光学式心拍数計測テクノロジー搭載。緑色のLEDを使用する通常の光学式心拍計ではなく、緑・赤・オレンジの3色、計10個ものLEDにより、深い位置での毛細血管の計測が可能。
品番:90082710
外装素材:アルミニウム合金
ストラップ素材:シリコン
ケースサイズ:47mm径、13mm厚
駆動方式:充電式
防水性:100m防水
特記:GPS/ランニングプログラムデータほか
価格:7万6780円
【問い合わせ先】
ポラール・エレクトロ・ジャパン
Info.jp@polar.com