マイクロローター式自動巻きムーヴメントの上にクロノグラフモジュールを載せたCal.11。結果、クロノグラフ機構に割けるスペースに余裕ができ、パーツの曲げを減らして、製造コストを抑えることが可能になった
おそらくはコスト削減のため、コラムではなくカムを採用したCal.11。しかし、ブレーキレバーを備えることで、機能的にはコラムホイール付きと相違ない
Cal.11のベースムーヴメントはマイクロローター自動巻きである。巻き上げ機構は、高級機でおなじみのスイッチングロッカー。コンパクトで摩耗しにくい反面、巻き上げ効率は低く、油ぎれを起こすと巻き上げにくかった