下落が止まらないデイトナの超人気モデル、Ref.116500LNの白文字盤仕様。3月をピークにいまではその時点よりも200万円近くも値下がりした
今回は、旧型デイトジャストの3回目の記事をお休みして、毎月第3週に実施している1カ月間の相場定点チェックをお届けしたい。当ウオッチライフニュースに設けている「週刊ロレックス相場」(毎週金曜日更新)のデータに基づいて、人気11モデルについて先月の同じ時点での相場と直近7月15日時点での相場がどれだけ動いているかを紹介する。
まずは、本記事の最後に掲載しているデータを見てもらいたい。11モデル中、1カ月間の変動で上昇を示したのはエクスプローラー II とエアキングだけで、8モデルが値を下げている。この値下がり傾向はモデルによって月ごとに若干の上下はあるものの、基本的には4月からずっと続いており、全体的に下落傾向にあることは間違いない。
そんななか1カ月で二桁万円のダウンとなり4月以降の値下がりが特に顕著に表れているのが、これまで桁違いの高騰をみせていたGMTマスター II (ペプシ)、デイトナ、そしてグリーンサブである。
ネットやSNSでも話題になっているのでご存じの方も多いだろう。特にデイトナについてはこの1カ月だけを見れば値下がり幅は黒文字盤タイプで21万円だが、「週刊ロレックス相場」から抜粋したデイトナのグラフを見てもわかるように、異常な最高値を記録した3月4日の相場が551万円。それが7月15日には450万円と100万円も落ちている。
こちらはウオッチライフニュース「週刊ロレックス相場」より抜粋したデイトナのRef.116500LN、黒文字盤タイプの実勢価格の推移。急激に上昇したものの、その後一気に下降。一時的だったことがわかる
グラフにはないが、同じデイトナでも人気の高い白文字盤タイプで見てみるとさらに驚かされる。3月4日時点の最高値が720万円。それがいまでは530万円とその差約200万円となる。これについて3月を含めてそれ以降の値下がり幅を月ベースでみると5月は鈍ったものの、それ以外の月は毎月40〜50万円ぐらい値下がりしているという状況だ。