ハインリッヒ・ウォッチ(Heinrich Watches)は、ドイツで創設された日本未上陸のマイクロウオッチブランド。同社の時計はドイツ南西部・シュトゥットガルトの本社で開発され、手作業でデザインされたのちにデジタル化し、歴史ある時計製造の街として知られるフォルツハイムでパートナーと協業し製造されている。
創始者である、ウォルフガング・ハインリッヒは1970年代に生まれで、70年代から80年代の映画、車、音楽、そして時計とそのデザインに感興をそそられる世代だ。2021年、レクリエーション用のスキューバダイバーであるウォルフガングは、過去のダイバーズウォッチに魅了され、ヴィンテージデザインの雰囲気を持つ独自のダイバーズウオッチをデザインしたくなったそうだ。
ハインリッヒはダイバーとしての経験を時計作りに生かしつつ、70年代の時計からエッセンスを取り入れて最初の時計として、ダイバーズウォッチ「ハインリッヒ・タウチャー1」を製作。2021年初頭に大手クラウドファウンディングサイト、キックスターターでデビューし、開始2時間足らずで100%の資金を獲得。その後、クラウドファンディングで獲得した支援を基にして、タウチャー1を一般発売したが、限定生産であったため2022年7月現在は完売となっている。
今回はレトロなデザインが特徴であったタウチャー1とは異なり、モダンでユニークなデザインを採用したセカンドコレクションである“タウチャー2”をクローズアップ。その魅力とともに注目のモデルを紹介する。