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【世界初のクロノグラフを知ってますか?】その成り立ちと進化の歴史を振り返る

1821年にフランスのニコラ・マシュー・リューセックが製作した、文字盤上にペンでマーキングした弧の長さで経過時間を測定する機械の試作機(写真左)。翌年3月9日に特許を取得。さらに25年には積算計を備えるクロック(同右)を発表している
©Fondation de la Haute Horlogerie, Genève, Suisse / Photographie Dominique Cohas

 

1910年に製造されたパテック フィリップのワンプッシュ懐中クロノグラフ。複雑なメカニズムとなったクロノグラフは、パーツ点数も格段に多かった。当時の工作技術では歯車の小型化も難しかったため、必然的に時計も大きかった。このモデルでも直径は50mmある

 

1913年に発表された、ロンジン初の腕時計専用クロノグラフムーヴメント。36年まで製造されたため、複数のバリエーションがある。またリューズを押してクロノグラフを作動させるという構成も、懐中時計にまったく同じだ。手巻き(直径30mm、厚さ6mm)。17石。毎時1万8000振動。巻き上げヒゲ

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