時計のパーツやムーヴメントを製造する技術が発達したことで、十数年前とは比べ物にならない高品質、高スペックを備えたモデルがラインナップされるようになった10万円〜20万円台の腕時計。
この価格帯でデイリーユースで着けられる実用時計を探す際に、特におすすめなのがダイバーズウオッチだ。理由は主に二つあるのだが、まず注目したいのが防水性。一般的にダイバーズウオッチは200ｍ防水以上のスペックを備えていることが前提となるため、日常生活で接する水の影響に対しては最強クラスの対応力を備える。
また、クロノグラフなどに比べて構造がシンプルなため、意外に手頃な価格であることも魅力。近年は製造技術の進化により、30気圧（300ｍ相当）を超える高機能モデルも数を増やしており、豊富な選択肢から時計を選ぶことが可能だ。
今回は、10万円〜20万円台までのダイバーズウオッチから、30気圧（300m防水相当）のスペックを備えたダイバーズウオッチに注目。編集部おすすめのモデルを紹介していく。
【編集部のおすすめ時計_01】
EDOX（エドックス）
スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック
スイス軍の依頼を受けて極秘で製作された1973年のアーカイブピースを基に、プロ仕様の高性能な作りとスタイリッシュなデザインで現代風に再解釈した復刻コレクションの新作。飽和潜水に対応する100気圧防水（1000m防水相当）の驚異的なスペックを備える。
■Ref. 80120-3NM-BUIDN。SS（44mm径）。100気圧防水。手巻き（EDOX80）。20万9000円
■Ref.80120-3VM-VDN1。20万9000円
■Ref.80120-3NM-VDN。20万9000円
■Ref.80120-3NM-NIN。20万9000円
【問い合わせ先】
GMインターナショナル
TEL.03-5828-9080
【編集部のおすすめ時計_02】
TUTIMA GLASHÜTTE（チュチマ・グラスヒュッテ）
M2セブンシーズ
50気圧防水を備えたオーバースペックダイバーズウオッチ。2021年に発表された軽量でソリッドなチタンケースのほか、高級感を高めたステンレススチールケースもラインナップ。素材違いで多彩なモデルがラインナップされている。
■Ref.6151-07。TI（44mm径）。50気圧防水。自動巻き（Cal.Tutima 330）。24万2000円
■Ref.6155-07。SS（44mm径）。50気圧防水。自動巻き（Cal.Tutima330）。22万円
【問い合わせ先】
トラストゲインジャパン
TEL.03-6810-9305
【編集部のおすすめ時計_03】
TISSOT（ティソ）
シースター 2000 プロフェッショナル
驚異的な60気圧防水に加え、ヘリウムエスケープバルブを備え、飽和潜水に対応するスペックを確保したプロ仕様ダイバーズウオッチ。ムーヴメントは最長80時間パワーリザーブを備えるパワーマティック 80を搭載。
■Ref.T 120.607.11.041.00。SS（46mm径）。60気圧防水。自動巻き（Cal.Powermatic 80）。13万4200円
【問い合わせ先】
ティソ
TEL.03-6427-0366
【編集部のおすすめ時計_04】
NIVADA GRENCHEN（ニバダ・グレンヒェン）
デプスマスター パックマン
1965年に発表されたモデルをベースにした復刻モデル。39mmの小振りなクッションケース、アール・デコの影響を受けた個性的なインデックス、100気圧防水（1000m防水相当）と、オリジナルモデルの仕様が忠実に再現されている。
■Ref.14105A04。SS（39mmサイズ）。100気圧防水。自動巻き（SW200）。15万4000円
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア表参道
TEL.03-6438-9321
文◎船平卓馬（編集部）