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A.ランゲ&ゾーネ
ランゲ1・タイムゾーン

A.ランゲ&ゾーネは2005年にランゲ1をベースとした最初のワールドタイムを開発しているが、こちらは2020年に登場したそのブラッシュアップ版。9時位置の文字盤で第1時間帯、5時位置のサブダイアルで第2時間帯を表示し、第2時間帯の都市を外周の三角形マーカーで表示するという仕様。ランゲらしい気品ある雰囲気はキープしつつ、複雑な表示に対応している点は賞賛に値する。これだけ洗練されたワールドタイムはやはりランゲならではだろう。
■Ref.136.032。PG(41.9mm径、10.9mm厚)。日常生活防水。手巻き(Cal.L141.1)。643万5000円

A.ランゲ&ゾーネ(https://www.alange-soehne.com/)

 

パテック フィリップ
ワールドタイム

 パテック フィリップはワールドタイム腕時計の先駆者であり、その機能性・信頼性はやはり他社とは一線を画する。5230は2016年に登場した現行モデルで、本作は2022年に追加されたその最新バージョン。エッジの効いたシャープさのなかにパテックらしいクラシカルな味付けが効いている。丁寧なギョーシェ装飾が施された文字盤は非常に美しく、24タイムゾーンの都市名表示は10時位置のプッシュボタンを押すだけで操作できる。いつかは手にしてみたい憧れの1本だ。
■Ref.5230P。Pt(38.5mm径、10.23mm厚)。3気圧防水。自動巻き(Cal.240 HU)。820万6000円

パテック フィリップ(https://www.patek.com/ja/)

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