新しい季節を迎え、環境の変化など大きな節目を迎えた人も多いのではないだろうか。そして、このタイミングで時計の新調を検討している人いるだろう。そこで今回は新社会人の初任給で購入できるよう10万円以下の本格機械式腕時計を一挙4本ご紹介する。
機械式時計の愛好家は非常に多く、着用していれば上司や取引先の人などと会話が盛り上がる可能性も大いにある。そういった意味でも、本格機械式腕時計は非常に有用なのだ。しかし、ビジネスシーンで着用する際はある程度デザインなどを考慮する必要がある。そこで編集部がビジネスシーンにおいて重宝するモデルを選定したため、新社会人やこれから機械式腕時計デビューを考えていた人などは、用途に合わせて検討してみてはいかがだろうか。
ビジネスシーンにおいて、スーツに合わせる時計の一般的な定義としては、シンプルなデザインとカラー、大きすぎないケース径、革のベルトの際は時計ベルトも革ベルトで統一するなど、様々なものが存在するのだが、本企画ではステンレススチール製かつ、ケース径40mm以下の3針モデルをビジネスに使用できる時計と定義している。
スタンダードなビジネスシーンにおすすめのスーツスタイルにぴったりのモデルとオフィスカジュアルにおすすめの上品で大人な雰囲気が漂うモデルの、2カテゴリーに分けて時計を紹介するため、購入の際の指針として欲しい。
【スタンダードなビジネスシーンにおすすめの2モデル】
セイコー プレザージュ
SARY149
■Ref.SARY149。SS(38.3mm径)。日常用生活防水。自動巻き(Cal. 4R35)。6万500円
シンプルなデザインかつ、日本を代表するセイコーブランドという安心感が魅力的なモデル。38.3mmという程よいケース径と、判読性の高い文字盤はまさにビジネスシーンにぴったりの時計と言えるだろう。価格も本格機械式時計でありながら、値頃感があるのもユーザーにとってうれしいポイントだ。ビジネスシーンのみならず、どんな場面でも使用できるオールマイティーな時計として活躍してくれるだろう。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/
オリエント
スタンダード
■Ref.RK-AU0006S。SS(38.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.F6N43)。6万9300円
実用性とデザイン性を兼ね備えた定番の3針カレンダーモデル。普段使いしやすい小ぶりなケースはエッジの効いたラグ形状が特徴的。
文字盤12位置には、パワーリザーブインジケーターが配されており、機能性だけでなく、デザイン的なアクセントとしてもポイントとなっている。秒針とパワーリザーブインジケーターの針が、ブルーカラーの差し色として機能しており、清潔感のあるシルバーベースのデザインにさりげない個性を与えている。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380
https://www.orient-watch.jp
【オフィスカジュアルにおすすめの2モデル】
ティソ
ティソ ピーアールエックス オートマティック
■Ref.T137.407.11.041.00。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.11 1/2''')。8万5800円
オフィスカジュアルでは、スタンダードなビジネスシーンよりも少しデザイン性があるものを着用するのもいいだろう。この“ティソ ピーアールエックス オートマティック”は、あくまで上品なデザインでありながらも、文字盤には立体的なエンボスド・チェッカード・パターンが施されているなど、こだわりが見えるのもポイントのひとつだ。ケースとブレスレットを一体化させたラグスポテイストのモデルだが、程よいサイズ、シンプルなデザインで、オフィスカジュアルでも違和感なく使用できる。また、最大約80時間というパワリザーブを誇っている点も見逃せない。
【問い合わせ先】
ティソ
TEL.03-6427-0366
www.tissotwatches.com
ビクトリノックス
アライアンス メカニカル
■Ref.241898。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2892)。9万200円
クラシックな見た目の中に現代的なエッセンスが光るモデル。シーンを選ぶことなく着用できる万能型の時計となっている。外観の美しさと、卓越した時計製造の技術が見事に融合している。
時計の表⾯でさりげなくシックな装いを演出する⽴体デザインの⽂字盤が特徴的な1本だ。
【問い合わせ先】
ビクトリノックス ジャパン
TEL:03-3796-0951
https://www.victorinox.com/jp
今回紹介した時計はいずれも10万円以下でありながら、ビジネスシーンでも活躍してくれる本格機械式時計であるため、ぜひチェックしてみてほしい。
文◎川田健人(編集部)