2021年、ドイツの古豪チュチマ グラスヒュッテは、50気圧防水を備えたハイスペックなチタンモデル“M2 セブンシーズ”コレクションを拡充させた。
そのひとつがここで取り上げる“M2 セブンシーズ S”で、以前からファンからの要望が多くあった初のステンレススチール仕様が登場したのである。
M2 セブンシーズ S
2021年に発表されたM2 セブンシーズのステンレススチール仕様。もちろん50気圧防水という高スペックは健在だ。4種の魅力的な文字盤カラーバリエーションに加え、それぞれラバー仕様とブレス仕様が展開される。
■SS(44mm径)。50気圧防水。自動巻き(Cal.330)。ラバー仕様は各22万円。ブレス仕様は各29万7000円
あえて“重い”ステンレススチール素材を採用する狙いは、より繊細で入念な外装仕上げを施すため、である。これまで本格プロユースとして展開されてきた同モデルにとって、チタン外装の軽さは大きなアドバンテージであったことは確かだが、 一方で独特の質感と加工の難しさから、“高級感”という点では物足りなさもあった。
そこで、加工のしやすいステンレススチールを用い、さらにポリッシュとサテンの二つの外装仕上げを使い分けてメリハリを効かせて、既存モデルにはない高級感を追求したモデルというわけである。また価格も既存のチタンモデルより抑えられているため、その優れたスペックや外装クオリティを考えると非常に値ごろ感がある。
ブルー、グリーン、レッド、イエロー&グリーンのグラデーション文字盤と、ファッショナブルなカラー展開にも注目だ。
ベルトは裏面がラバーとなっているため、汗などで傷みにくい。また着脱が容易なDバックル仕様というのもうれしいポイントだ
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文◎堀内大輔(編集部)