【自分だけのオリジナル腕時計ベルトを作ろう】腕利きの職人が営むベルトメーカー“エビスレザー”の非来店型オーダーメイドシステムにフォーカス！

2021年10月29日

　昨今高級腕時計や、アップルウォッチなどのスマートウオッチに、オーダーメイドのオリジナル時計用ベルトを装着する人が増えているというのはご存じだろうか。
　しかし、オーダーメイドというとスーツや靴と同様に、店舗を訪れ、数あるパターンを吟味しながら　、緻密な採寸の過程が必要なイメージを持つ人も多いだろう。実際に、時計用ベルトのオーダーメイドサービスでは、腕時計、尾錠のサイズ合わせ、ラグ形状の確認、長さ・厚みの指定、素材やカラーの選択など、顧客の要望に応じた上でベルトを提供している店舗も多くある。

　今回は、時計ベルトのオーダーメイド店舗、エビスレザーの取り組みにフォーカスし、紹介していく。エビスレザーは、東京は恵比寿に店舗を構え、時計ベルトをオーダーメイドにて受注製作している。現在は外出を控える人も多く、また遠方に居住し東京まで足を運ぶ機会がなかなか無い。そのようなユーザーのために、エビスレザーでは来店でのサービスと同様の製品を提供できる、非来店型のオーダーメイドサービスを行なっているという。

　来店なしでのオーダーメイドと聞くと、サイズ感の問題や、イメージするものが出来上がるのか、素材の質感や色合いの確認などの対面とは異なるため様々な疑問があるだろう。かねてより、非来店型のオーダーメイドサービスを提供していた実績のあるエビスレザーでは、注文前に製作に使用する革のサンプルチップの送付、写真や画像を用いて、イメージの擦り合わせなどの過程を経て、希望に沿った時計ベルトの製作に努めているのだ。

非来店型オーダーメイドの流れ

STEP 店舗に問い合わせを行う

エビスレザーでは、メールや電話のほかに、ラインでも問い合わせを受け付けている。希望の腕時計や、ベルトの確認が必要のため、同社ではラインでの問い合わせを推奨しているようだ。

STEP 製作希望の内容をヒアリング

　店舗でのオーダー同様に、ベルト素材やカラーの希望以外に、長さや厚みの調整、糸カラー、裏側カラーなど顧客の嗜好に合わせてカスタマイズが可能。イメージがある場合は相談時に希望を伝えてみよう。但し、革は店舗にある素材・カラーから選ぶことになる。製法上製作できない仕様もあるので、事前に確認が必要だ。

STEP サンプル革の送付、素材決定

　素材については、サンプル革一覧から希望を伝えれば、製作時に実際に利用する革のサンプルチップを送付してくれる。画面上では伝わりにくい、色味や質感を確認でき、サンプル革と腕時計を並べながら、カラーを選べるので、仕上がりイメージの違いを回避できる。

STEP 仕様の確認、製作可否確認、仕様決定

　ベルトの詳細仕様確認（時計、バックルの接続部、長さ・厚みなど）については、二通りの進め方がある。一つは使用中の時計バンドを店舗に送付をし、エビスレザーにて仕様の採寸を行う方法。二つ目は、指定の個所を注文者自身で採寸し、数値を伝える方法がある。前者は時計ベルトを腕時計から外し、送付する手間はあるが、詳細な計測が必要なため、送付を推奨している。また、すでに製作実績があるベルトについては、送付の必要がないものもあるとのこと。

STEP 見積もり、発注、納品