ダイビングやトレッキングなどのアウトドアシーンに対応する本格機能を備えた時計を数多く発表しているブランド“セイコープロスペックス”。
今回そんな同ブランドは、1986年に誕生したセイコー初の1000m飽和潜水用ダイバーズの35周年を記念し、プロフェッショナルツールとしての完成度をさらに高めた“マリーンマスター プロフェッショナル 1986 クオーツダイバーズ35周年記念限定モデル”を世界限定1200本で発売する。
1986年に発売されたオリジナルの1000m飽和潜水用ダイバーウオッチ
セイコーは、65年に国産初のダイバーズウオッチを発表して以来、独自のテクノロジーを搭載した時計を次々と世に送り出し、世界中のプロフェッショナルダイバーや冒険家から高い評価と信頼を獲得してきた。
86年に発表されたセイコー初の1000mの飽和潜水用クオーツダイバーズは、世界で初めてセラミックスを外胴プロテクターの素材に採用し、軽量、高耐食のチタン製ケースと裏ぶたのないワンピース構造の組み合わせによって、高い信頼性を誇る時計となった。
マリーンマスター プロフェッショナル 1986 クオーツダイバーズ35周年記念限定モデル
■Ref.SBBN051。TI×セラミックス(49.4mm径)。1000m飽和潜水用防水。クォーツ(Cal. 7C46)。世界限定1200本。29万7000円。7月9日(金)発売予定
本モデル最大の特徴は、オリジナルモデルから引き継いだ、セイコー独自の外胴プロテクター構造を備えている点だろう。裏ぶたのないワンピース構造のチタン製ケースに、ジルコニアセラミックスの外胴プロテクターを組み合わせることで、高い気密性を獲得。これにより、1000m飽和潜水用の防水性能や、大きな衝撃にも耐えうる高い耐久性を兼ね備えた、まさにプロユースのダイバーズウオッチとなった。
ムーヴメントには、ダイバーズウオッチ専用の高トルク(出力)クオーツムーヴメント、7C46を搭載し、深海の環境においても、太い時分針で確実に時刻を読み取ることができる。
黒と白を基調とした視認性の高い文字盤には、12時位置から6時位置にかけてブルーからブラックへのグラデーションが施され、暗く神秘的な海の世界に潜り、徐々に光が消えていく様子を表現した。
機能面では、リューズの閉め忘れによる海中での事故を防ぐため、ロック状態を視覚的に認識できるように、根元部分にエマージェンシーカラーであるイエローを配し、上面部にもねじロックの操作表記を行った。
また、外胴プロテクターの固定ネジ、着脱に関わる遊革や美錠などにもイエローを使用することで、潜水前の安全確認が感覚的かつストレスフリーに行えるようになり、プロフェッショナルツールとしての完成度がより一層高まっている。
ベルトには、海水や汗、紫外線などで劣化しづらい高い耐久性と柔らかな肌触りで優れた装着感を兼ね備えた強化シリコン製を採用。本格的なダイビングシーンはもちろん、日常でも快適な着け心地を演出。また、“FOR SATURATION DIVING 1000m”の文字をプリントすることで、特別仕様であることを表現した。
さらに、シーンや気分によって付け替えられるように、ブルーグレーの強化シリコンベルトが付属しているのもユーザーにとって嬉しいポイントと言えるだろう。
アンティーク然とした魅力的な雰囲気をまといながらも、スペックはもちろん最新にアップデートされているため、安心して普段使いできるのも大きなポイント。
往年のセイコーダイバーズファンにとっても見逃せない新作と言えるのではなかろうか。
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