文字盤や針など、一部のパーツをユーザー自身がセレクトし、好みに合わせてデザインできる“カスタムウオッチ”が日本でも一般的になってきたのは2017年頃からだ。
その先駆者的なブランドのひとつであり、いまも根強い人気を誇るのが“ルノータス”である。同ブランドが数あるカスタムウオッチブランドのなかで確固たるポジションを築いたのには、大きく三つの理由がある。
ひとつが“カスタムの自由度の高さ”だ。ルノータスではベースモデル、文字盤、針、ストラップ、さらにコレクションによってはムーヴメントの種類までと、カスタマイズできるポイントが少なくとも6以上あり、その組み合わせパターンはなんと20万通り以上だ。
ここまでパターンが多いと、一つひとつが自分だけのオリジナルウオッチといっても差し支えない。
【Point 1】ルノータスではベースモデルのほか、文字盤、ケースカラー、時分針、秒針、ストラップ、風防など、細部までカスタマイズできる点が最大の特徴。さらに機械式モデルではムーヴメントもETA社やMIYOTA社などから選べる
さらに“特別感を演出できるサービスが充実している”点も見逃せない。これが二つ目の理由だ。
同ブランドでは、裏ブタへのメッセージ刻印が標準サービスとして含まれているほか、オプションとして誕生石をセッティングできるサービスを展開している。こうしたサービスを併用することで、特別感がいっそう高まるため、大切な人への贈り物や記念品としても高い支持を獲得したのである。
【Point 2】カスタムの自由度が高いことに加え、標準サービスとしてメッセッジ刻印や、オプションで誕生石のセッティングにも対応している。こうした特別感のあるサービスも好評を博し、ギフトウオッチとしても高い支持を獲得しているのだ
そして三つ目が“品質の高さ”。実は同ブランドの前身は、時計ケースのOEM製造なども担ってきた金属加工メーカーであり、それゆえルノータスウオッチでは使用する素材や仕上げに特にこだわっている。
ケースはすべて高品質な316Lスチールを、風防にはサファイアクリスタルガラスを採用するほか、時計は国内の自社工場で仕上げと組み立てを行うことで高品質と低価格を実現。1万円台後半とリーズナブルな価格からカスタムウオッチを楽しめるのだ。
【Point 3】ルノータスは使用する素材のみならず、製造環境にもこだわり、品質を追求している。国内組み立て工場は、集塵効率99. 97%以上という半導体工場クラスのハイレベルな環境を整えている。またオーダーから4日で発送というスピーディさも魅力だ
百聞は一見にしかず。ということで今回、筆者が実際にオーダーしてみた。
Standard Automatic (Order Model)
筆者が実際にオーダーした時計がこちら。ベースとしてチョイスしたのは、小振りな38mmサイズの機械式モデル“スタンダード・オートマチック”で、特に意識したのは普段使いとして“汎用性の高いデザイン”であること。自身のファッションや着用シーンを想定してオーダーできるため、やはり使い勝手はかなりいい。
■ステレンススチールケース、レザーストラップ。ケース径38mm。5気圧防水。自動巻き(Cal.MIYOTA821A)。3万800円
こだわったのは“ココ”です!
実際にオーダーしてみた感想としては、“自分自身で選べる”というのは想定以上に楽しく、満足度はかなり高かった。
こうしたオリジナルを作れる楽しみこそカスタムウオッチ最大の魅力であり、大切な人へのプレゼントとしても最適だ。
文◎堀内大輔(編集部)/写真◎水橋崇行
【問い合わせ先】
ルノータス TEL.0743-83-0477
https://renautus.com