レディース時計 話題のトピックス

【WLN女子部発】可愛いだけじゃもの足りない! 嗜好別“メンズライク”な時計3選

 女性らしいファッションのほうが男性ウケは良いでしょうが、メンズライクなファッションが好き。そんな女性が増えているように感じます。かくいう私も、メンズライクなファッションが好きなひとり。

 女性らしさにとらわれず、“自分らしさ”を重視しておしゃれを楽しみたい。そんな女性にオススメの腕時計を3本セレクト。機能性を重視したい人向けの時計、洗練されたマスキュリンなデザインが好きな人向けの時計、そして歴史的な語りどころのある時計の全部で3テーマから選んでみました。皆さんの好みに近いモデルを見つけてもらえたら嬉しいです。

CHAUMET ショーメ
Class One 「クラスワン」コレクション ウォッチ

機能性を重視したい人にオススメ
 1998年に誕生したショーメ初のスポーツウオッチ“クラスワン”。ベゼルの3時から5時位置、また9時から11時位置にかけてダイヤモンドを配すなど、ジュエラーの技が光る一方、100mもの防水性を備えたケースを採用。一見アンバランスな組み合わせにも思えますが、サンレイ仕上げが施された光沢感のあるブラックラッカー文字盤や、ベゼルのモダンなブラックとホワイトの組み合わせが、“ラグジュアリー”と“スポーティ”を上品に調和させています。ベルトはラバーからブレスタイプに付け換えることができるのも、ポイントです。

【SPEC】
SS(33mm径)。100m防水。クォーツ。52万2500円(税込み)

【Recommend Point】
 オススメはなんといっても、ネジ込み式リューズを採用することで100mもの防水性を実現している点。また逆回転防止ベゼルを搭載するなど、ダイバーズウオッチの仕様を備えているのもポイント。スポーツモデルということで、デザインもメンズライクに作られていますが、ダイヤモンドが配置されていることで、女性らしさも演出しています。

【問い合わせ先】
ショーメ
TEL:03-5635-7057
ショーメ 公式サイト
https://www.chaumet.com/jp


HERMÈS エルメス
ギャロップ ドゥ エルメス

エレガントで“マスキュリン”な雰囲気が魅力
 馬具工房として創業したエルメスが2019年に新コレクションとして発表した“ギャロップ ドゥ エルメス”。エルメスのコンセルヴァトワール(アーカイブ保管庫)に所蔵されていた馬具からインスピレーションを得た、流線型のデザインが特徴です。ラグを6時位置に配したことで、シンメトリーで流れるように美しいデザインに仕上げられています。

 もうひとつ特徴として挙げられるのが、装着感の良さ。実は筆者、このモデルを試着したことがあります。12時側のベルトはケースと一体型となっている一方、6時側はクラシックなワイヤーラグを採用。台形のフォルムですが、人間工学に基づいた緻密な設計がなされているため、手首に時計を載せた時の安定感やフィット感がとても高く、着け心地も良好でした。

【SPEC】
Ref.W047877WW。SS(40.8×26mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。48万1800円(税込み)

【Recommend Point】
 本作でエルメスと初めてタッグを組んだデザイナーのイニ・アーシボング氏。彼が製作をするうえで心がけたのは“特定の女性像を意識しないで作る”ということでした。
 多様な生き方ができる現代の女性に提案するのは、中性的でウィットに富んだ遊び心。レディースでは大きめの40.8mmのケースを採用したマスキュリンかつフェミニンなデザインは、“自分らしさ”を大切に生きる現代女性にオススメしたい1本です。

【問い合わせ先】
エルメスジャポン
TEL:03-3569-3300
エルメス公式サイト
www.hermes.com


Tiffany & Co. ティファニー
イースト ウエスト

歴史的語りどころがある時計が欲しい人へ
 37×22mmと、42×25mmの二つのサイズで展開する人気コレクション“イーストウエスト”。今回は日本人女性の小柄な体型にも合う37×22mmのなかから、ホワイト文字盤にゴールド プードレ仕上げのインデックスを施したモデルをセレクトしました。
 ケースの形状こそ一般的な時計と変わりませんが、文字盤が横長に配置されているため、その見た目はとてもユニーク。横のままに立てて置くと、置き時計のようにもなるなど、この時モデルにしかできない腕時計の楽しみ方ができ、着ければ着けるほどに愛着がわきそうです。

【SPEC】
SS(37×22mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。36万8500円(税込み)

【Recommend Point】
 1940年代、欧米を中心に広まった旅行ブームの際に必需品とされたトラベルクロックから着想を得たイーストウエスト。旅行が活発になった理由は、第二次世界大戦が関係しています。
 戦後、戦勝国となった欧米各国は経済発展を遂げ、人々が経済的に豊かになりました。そしてその影響により、これまで富裕層のみの娯楽であった旅行が、庶民にまで浸透。列車や航空機での人々の往来が活発になるなか、移動に際し目覚ましの機能を備えたトラベルクロックは、欠かせない存在となったのです。トラベルクロックから着想を得た本モデルにも、そんな歴史的ロマンが息づいています。

【問い合わせ先】
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
TEL:0120-488-712
ティファニー公式サイト
https://www.tiffany.co.jp/

文◎佐波優紀(編集部)

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