1970年代から様々なインスピレーションを得ながら、ピアジェのアイコンコレクションとしての存在感を確立している“ライムライト ガラ”。アシンメトリーな曲線のケースデザインと、ベゼルにセッティングされた貴石の輝きが、女性の手首を美しく彩ります。
およそ150年におよぶピアジェのウオッチメイキング技法と、繊細なジェムセッティング技術が融合された、ラグジュアリーな雰囲気が魅力のライムライト ガラは、ドレスシーンやシンプルな装いにもマッチする、上品なデザインで人気のコレクションです。
そんなライムライト ガラから2020年、新作がリリースされました。なかでも注目は、ダイヤモンドとサファイアを、美しいブルーのグラデーションを付けてセッティングした“ライムライト ガラ プレシャス”と、コレクション史上初めて採用されたアベンチュリン文字盤のモデルです。今回はこの二つのコレクションに注目し、紹介します。
ライムライト ガラ プレシャス
ダイヤモンドとサファイアのブルーのグラデーションが美しい、限定モデルが発表されました。オープンワークでセッティングされたベゼルのダイヤモンドとサファイアは、貴石を留める貴金属を、できるかぎり削り落とす“セルティ・デソンデュ”テクニックにて配置されたもの。
この“セルティ・デソンデュ”テクニックは一見、従来のビーズセッティング(彫り留め)に見えますが、実際はプロングセッティング(爪留め)に似ていて、一般的にラウンド型のダイヤモンドを使う場合が多いという。受け座を削ることで貴石の側面が見えるようになり、光が多く入るため、石が明るくより輝きが増します。
そんな“セルティ・デソンデュ”テクニックを共通仕様し、今回はマザーオブパールのホワイト文字盤にブルーアリゲーターベルトを組み合わせたモデルと、エナメル加工が施されたブルー文字盤にパレス装飾が施された18金ホワイトゴールドブレスを合わせたモデルの2種類がラインナップされました。
ライムライト ガラ
ライムライト ガラで初めて、アベンチュリンガラスの文字盤が配された本モデル。26mm径と32mm径の2サイズが発表されました。身に着ける人を星の世界へいざなうような文字盤を持つ本モデルが醸しだす、エレガントな美しさが魅力のアベンチュリンガラス。いまから遡ること17世紀に、ガラスに酸化銅を混ぜることにより誕生したその製造工程は、ヴェニス近郊のミラノで発見されたと考えられています。アベンチュリンガラスは別名ゴールドストーンとも呼ばれ、イタリア語で冒険を意味する“アベンチュラ”がその名の由来となっています。
そんな星々が輝く夜空を落とし込んだようなアベンチュリンガラスの文字盤を、ダイヤモンドがベゼルの曲線に沿って囲うように配されています。さらにアリゲーターベルトの深いブルーが、このエレガントなレディースウオッチをより理想的にしています。
またこの2サイズのモデルのほかに、前述の“セルティ・デソンデュ”テクニックによりオープンワークでダイヤモンドが配された、よりラグジュアリーなモデルも登場。アベンチュリンガラスの文字盤と、ダイヤモンドの輝きが相まった、美しい輝きを放つ1本です。またピンバックルにもダイヤモンドがセッティングされています。
文◎佐波優紀(編集部)
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