着け心地も価格も魅力! 現代に蘇った70年代の名作
人気の腕時計には軍用時計にルーツをもつモデルが少なくない。今回HAMILTON(ハミルトン)がリリースしたカーキ パイロット パイオニア メカも、そのひとつだ。
ハミルトンは1965〜76年の間に4万個以上の時計をイギリス軍に供給。なかでも73〜76年にかけて、ステンレススチールの塊をくり貫いて成形したトノー形のワンピースケースにテンションリング付きの防水型風防で防水性を高め、耐震装置付きの手巻きムーヴメントを納めた3針時計を供給していた。
そんな70年代の名作をほぼ忠実に再現したのが本作だ。特徴的なトノーケースはサイズもマットな仕上げもオリジナルとほぼ同じ。経年の雰囲気を表現した文字盤は、イギリス軍支給の軍用品に記されていたブロードアローマークがない以外、オリジナルそのままという印象だ。
一方、中身のほうは最新鋭のムーヴメントを採用することで約80時間パワーリザーブを実現。価格は11万円ちょっととこなれており、軍用時計好きはもちろん、日常的にガンガン着けられる時計を探している人にぴったりな優れた1本となっている。
上の写真は真ん中がオリジナルで、左右が復刻版。こうして並ぶと復刻の忠実具合がよくわかるだろう。なお、今回はレザーNATOベルト仕様を取り上げたが、テキスタイルNATOベルト仕様(写真左。Ref.H76419931)もラインナップ。こちらは10万5600円とレザーNATOベルト仕様よりもややお買い得な価格だ。
表面を荒らしたマット仕上げの文字盤とオールドラジウムカラーのインデックスを採用することで経年の雰囲気を表現。夜光がしっかり盛られているので暗所での視認性もばっちりだ。
HAMILTON(ハミルトン)
カーキ パイロット パイオニア メカ
【問い合わせ先】
ハミルトン 公式サイト
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp