64ヵ国の音声翻訳に通話も可能な便利すぎるスマートウォッチ【フォッシル】最新モデルを実機レビュー!

2019年11月29日

　編集部のカジュアルウオッチ担当：船平が、FOSSIL（フォッシル）のスマートウオッチ最新モデルを実機でレビュー。今回は、ついに音声通話まで可能になった“ジェネレーション5スマートウォッチ“ザカーライルHR”の実力をじっくり紹介していこう。

最新の第五世代はさらに便利で使いやすくウエアラブル機能が進化

　アメリカンクラシックをベースに、多彩な時計を展開してきたフォッシル。同社が近年注力しているのが、スマートウオッチだ。時計市場では主にトレーニングやヘルスケア関連のジャンルで支持を拡大してきたスマートウオッチだが、フォッシルのアプローチはほかと少々異なる。ファッションウオッチを手がけてきたノウハウを生かし、テクノロジーと時計らしいデザインを両立したコレクションを展開しているのだ。
　新作ではクアルコムの “Snapdra gon Wear 3100”プロセッサを搭載し、前世代の約2倍のストレージを実現。新たに4種のバッテリーモード、スピーカーを装備し、心拍センサーを含めたウエアラブル性能が格段に向上している。今回はこの最新モデルを実機を使ってレビューしてみた。

》編集部のオススメモデル
FOSSIL（フォッシル）
ザカーライルHR ジェネレーション5スマートウォッチ
　高い機能性を誇るスピーカー、増加したストレージ容量、バッテリーライフを数日間長持ちさせる四つのスマートバッテリーモードなどの便利な機能を搭載したタッチスクリーンスマートウオッチの第5世代モデル。新たにデザインされたスリムなメタルケースを採用し、写真のブラックシリコンのほか、スモークステンレススチール、ダークブラウンレザーとテイストの異なる三つのメンズモデルをラインナップしている。

■Ref.FTW4025。ステンレススチールケース、シリコンラバーストラップ。ケース径44mm。泳げる防水機能。4万6200円
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　従来のモデルよりもベゼルやケースを薄型にデザイン。時計らしい高級感を保ちつつ、さらに装着感も高められている。

　性能が向上した心拍センサーとプリインストールされている“Google Fit”アプリにより日々の心拍データを表示。

　時計に音声機能が使える防水スピーカーを搭載し、スマートウオッチで直接スマートフォンの着信に返答が可能。仕事をしながらフリーハンドで通話ができるので、打ち合わせなどでかなり便利に使用できる。現在はAndroidユーザーのみ対応だが、今年度中に発表される自社アプリにより、iPhoneユーザーも通話が可能になる予定だ。

（写真左）スマートウオッチの代表機能といえるのが着信通知。新作では通知だけでなく、時計で通話も可能。電話に着信が入ると画面に通知が表示される。
（写真右）電話に出なくてもよい場合は通知の確認だけ、電話に対応したい場合は画面に表示されたグリーンのアイコンにタッチして時計で通話ができる。

　全部で64の言語に対応し、マイクに話した言葉をすぐに任意の言語に翻訳。海外からの旅行はもちろんのこと、来年開催される東京オリンピックの期間にも大活躍するはず!

　スマートウォッチに「OK Google」と話しかけるだけで、天気のチェック、ランニングの記録、リマインダーの設定、音声検索が可能。訪問先までの移動時間がどれくらいかかるか調べたり、次の約束の時間を確認したり、打ち合わせに使える近くのカフェを検索したり、フリーハンドで仕事をしながら知りたい情報を収集できてしまう。

（左）移動手段が知りたい!
　忙しくてスマートフォンで路線を調べる時間も惜しい。そんなときも「電車で赤坂から四谷まで」と質問するだけで、GPS機能を使って現在地からの経路を教えてくれる。
（中）近くの公園を調べたい!
　休日に家族で遊びに出かけて急に子供と遊べる公園が知りたくなった。そんなときも「近くの公園」と聞いてみるだけで、写真と地図で公園を調べられる。
（右）明日の天気を知りたい!
　職場の明日の天気が気になったら、「OK Google」と声をかけて、「明日の赤坂の天気」と聞いてみるだけ。最高気温、最低気温など細かいデータを教えてくれる。