女性編集者がレディースウオッチの新作を実際に見て、感想を交えて紹介する本企画。今回はCENTURY(センチュリー)の顔ともいえる代表コレクション“Prime time(プライム タイム)”のスポーツモデルを取り上げる。
【モデル紹介】
プライム タイムはセンチュリーを代表する人気コレクション。その特徴はなんといっても12角形のケースである。センチュリーといえばこのケースデザインを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
実はこのケース、ダイヤモンドの次に硬いとも言われるサファイアクリスタルを採用したもの。それほど硬い素材をすべて熟練した職人がひとつ一つ手作業でカッティングを行うため、カットする面が増えれば増えるほど当然加工が難しくなる。美しく均一に施された12角形には、卓越した技術が隠されているのだ。
そんな高度な技術を持つセンチュリーより、今回紹介するのはそんなプライム タイムのスポーティモデル。31mmのミドルサイズと24mmのスモールサイズが用意され、メンズライクなサイズ感が好みの人のもオススメできる。今回は小ぶりなサイズ感が人気の24mm径のものを取り上げていこうと思う。
実機を見てまず目には入ったのはデザインの美しさ。文字盤に使用されているマザーオブパールや、インデックスに配されたダイヤモンドなど、女性らしさを引き立ててくれる装飾が施されている。
実際に腕に着けて動かしてみると光の当たり具合でベゼルから文字盤、インデックスそれぞれがキラキラと光ってとても綺麗だった。
スポーツモデルという位置付けではあるが、プライム タイムの持つ華やかなデザインをしっかりと受け継いでいるため、アクティビティからちょっとしたお出かけの際にも着けられそう。
次に気になったのが機能面。防水性は10気圧防水と日常用には十分。ムーヴメントはクォーツを採用しているので、機械式時計と比べてアフターケアなどの配慮の必要が少ない。そのため、時計の扱いになれていない人でも気兼ねなく着用できる。
【装着感は?】
12角形のベゼルが重厚感を感じさせるため、個人的には重そうだな、と思っていたがむしろその逆。想像以上にとても軽くて驚いた。
またサテン風仕上げのベルトは実際に着けてみるととても肌触りが良く、ストレスなく長い時間着用できそうだ。
【推しのポイント】
普段使いからちょっとしたパーティにも着けられる一石二鳥モデル
“スポーツモデル”という位置付けではあるが、文字盤のマザーオブパール、インデックスのダイヤモンドなどのラグジュアリーな意匠を採用。
12角形のステンレススチールのベゼルが調和を取り、派手すぎない上品な輝きを演出。女性の腕元をさりげなくも華やかに彩ってくれる。
普段からカジュアルな服装を好む筆者。ラグジュアリーすぎず、女性らしさをほどよく演出してくれるこのモデルなら、自分らしさを損なわずに着けられそう。
ちなみにブランド名のセンチュリーとは“1世紀もの間時計を綺麗に保てる”という意味が込められているそうだ。キズに強いだけでなく、長い間愛用できそうな飽きのこない美しいデザインが個人的にも気に入った。
*スペック*
グレー
Ref.606.7.S.A2.13.15D.QXN
ピンク
Ref. 606.7.S.A3.13.15D.QQN
ケース
ステンレススチール、ラバーストラップ
24mm径
防水性
10気圧防水
カラット合計
12ダイヤモンド、0.026カラット
価格
37万4000円 Sサイズ(税込)
【お問い合わせ】
センチュリー公式サイト
https: //jp.century.com
文◎佐波優紀(編集部)